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ドルが対円で下落、日本企業のリパトリで=NY市場

 [ニューヨーク 14日 ロイター] 14日のニューヨーク外国為替市場では、ドルが対円で下落。保険会社など日本企業の間で、大地震発生による保険金支払いや復興コストを手当てする目的のリパトリエーション(本国への資金還流、リパトリ)が出るなか、ドルは対円で最安値を試す可能性がでてきた。

 ドル/円はオーバーナイトで80.60円と、1995年の最安値79.75円まで1円足らずに迫った。地震前は8%程度だった向こう1カ月の予想変動率は約11.7%と4カ月ぶりの水準に上昇した。

 アナリストは、円高が目先さらに進み、最高値を試す可能性があるとみているが、過度な先高感を持つのは禁物とも指摘する。

 地震により日銀は金融緩和をより長期間維持せざるを得ないとみられることが、中長期的に円を圧迫する可能性がある。

 終盤のNY市場で、ドルは対円で0.3%安の81.67円。

 ユーロは対ドルで0.6%上昇し1.3994ドル。ユーロ圏の首脳が12日、欧州金融安定化ファシリティー(EFSF)の貸出可能額引き上げや、対ギリシャ融資の条件緩和などで合意したことを受けた動き。

 ユーログループのユンケル議長(ルクセンブルク首相)が、インフレ高進を指摘したことを受け、電子取引システムEBSでユーロは1.4003ドルの高値を付けた。

 15日は米連邦公開市場委員会(FOMC)が開催される。投資家は、FRBが雇用や景気についてどのような認識を示すか注目するとみられる。

 メロン・キャピタル・マネジメントのグローバル投資戦略責任者、ジョナサン・シオング氏は、FRBは失業率低下に関するさらなる兆候を探そうとする、とみている。

 メロン・キャピタルはドル・ベアだが、投資家が第2、第3・四半期の利上げ観測を織り込み始めれば、それを変更する可能性がある、と同氏は述べ「それがドルにとって転換点になるかもしれない」と語った。

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