[ソウル 14日 ロイター] 韓国当局は14日、日本の8都県からの輸入食品について、放射能汚染の安全性に関する証明書を日本政府に求める方針を明らかにした。福島第1原子力発電所からの放射能汚染の懸念が強まったのを受けた措置。
韓国食品医薬品安全庁(KFDA)の声明によると、対象となるのは静岡、新潟、神奈川、山形、埼玉、長野、宮城各県と東京都。韓国はすでに、福島、茨城、栃木、群馬、千葉の5県で生産された一部農産物の輸入を禁止している。
日本の経済産業省原子力安全・保安院は13日、福島第1原発沖合の海上で採取した海水から、法令限界濃度の23倍の放射性物質を検出したと明らかにした。
日本からの輸入品をめぐっては、中国当局も9日、食用農産物や飼料など農産物について、12都県からの輸入禁止を発表している。