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バルト3国、昨年のロシア産LPG輸入が大幅拡大=トレーダー

ロシアの輸出業者が2022年にバルト3国への液化石油ガス(LPG)輸出を2倍以上増やし、一部はウクライナに輸出されたことが、トレーダーや貨物取扱業者のデータで明らかになった。資料写真、ロシア・イルクーツク州、LPGタンク、2019年3月撮影(2023年 ロイター/Vasily Fedosenko)

[モスクワ 26日 ロイター] - ロシアの輸出業者が2022年にバルト3国への液化石油ガス(LPG)輸出を2倍以上増やし、一部はウクライナに輸出されたことが、トレーダーや貨物取扱業者のデータで明らかになった。

LPGは主に自動車燃料や暖房、他の石油製品の製造に使われるが、欧米の対ロシア制裁の対象になっていない。

ロイターの集計によると、ロシアの22年のラトビア、リトアニア、エストニアへのLPG輸出は33万1000トンで、前年の15万9000トンから増加した。

国別ではラトビア向けが77%増え、リトアニア向けは8.5倍拡大。エストニアも42%増加した。

3カ国は北大西洋条約機構(NATO)と欧州連合(EU)加盟国で、ウクライナ侵攻以降ロシアとの関係が急速に悪化している。

トレーダーによると、ここ数カ月はバルト3国からウクライナにLPGが輸出されている。

侵攻以降、ロシアのLPG輸出先の選択肢は限られており、ロシア産LPGはポーランドやルーマニアなどからの輸入品よりもずっと安いという。

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