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中国各地で反日デモ、北京の日本大使館では一部が暴徒化

9月15日、日本政府による尖閣諸島の国有化に反対する数千人のデモ隊が、中国・北京の日本大使館前の道路を占拠した。写真は大使館前でバリケードを張る警官ら(2012年 ロイター/David Gray)

[北京 15日 ロイター] 日本政府による尖閣諸島(中国名・釣魚島)の国有化に反対する数千人のデモ隊が15日、中国・北京の日本大使館前の道路を占拠し、デモ隊の一部が石やペットボトルを投げるなどして暴徒化した。

大使館前では武装警察がバリケードを張って対応に当たったが、大使館への乱入を試みようとしたとみられるデモ隊と警察との間でもみ合いも発生した。

デモの参加者は、「われわれの島を返せ。日本の悪人は出ていけ」などと叫んで抗議。横断幕の中には「母国のために日本と戦争を始めるべきだ」と書かれたものもあった。

日本国内メディアによると、大規模な反日デモは西安や蘇州、長沙、南京などでも行われた。中国版ツイッター「新浪微博」には、南西部の昆明で数百人のデモ隊が横断幕や国旗を持って行進している写真が投稿された。

大規模な反日デモの発生で日中間の緊張がさらに高まる中、日本の玄葉光一郎外相は15日朝、尖閣問題に対応するため、訪問先のオーストラリアから日程を切り上げて帰国した。

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