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中国工商銀がデフォルト危機の投資商品で責任認める=報道

[上海 24日 ロイター] - 中国の大手銀行、中国工商銀行(ICBC)1398.HK601398.SSは、デフォルトの可能性が浮上した信託商品について、償還に関し一定の責任を負うと表明した。それに関する決定を28日までに投資家に通知する。上海証券報が24日伝えた。

問題の信託商品は、中誠信託が組成し、中国工商銀が富裕層に販売した。1月31日の償還期日に履行できない可能性が取りざたされているが、中国工商銀は償還について「主な責任」は負わないとの立場を示していた。

同紙によると、中国工商銀上海支店の幹部は、自行が一定の責任を負うと表明。この幹部は「中国工商銀が風評問題を無視することはない」と述べた。

同幹部によると、1月31日に償還されない可能性が報じられたことを受け、問題の信託商品「中誠誠至金開1号集合信託計画」を購入していた投資家約700人の大半が中国工商銀に保証を求めていたという。

この幹部は「中国工商銀は自行の責任を逃れておらず、投資家に中誠信託へ行って弁済を求めるよう促していた。この点において、中国工商銀は責任を負うだろう」と述べた。

ロイターは中国工商銀にコメントを求めたが、今のところ回答は得られていない。

問題の信託商品は2010年に販売され、集まった資金は非上場の石炭会社「山西振富能源集団」向け融資に充てられた。しかし、同社は、銀行免許を持たずに預金を集めたとして2012年に副董事長の身柄が拘束されたことを受け、破綻した。

また、これまでの報道では、同社が本拠を置く山西省政府が投資家救済に乗り出す可能性があるとも伝えられている。

この問題は、中国の「影の銀行(シャドーバンキング)」セクターのデフォルト(債務不履行)事例になる可能性があるとして、注目を集めている。

中国工商銀の香港上場株式は1.3%安で前場の取引を終えた。

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