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キプロスを「BBマイナス」に格下げ、マクロ見通し悪化=フィッチ

[ニューヨーク 21日] 格付け会社フィッチ・レーティングスは21日、キプロスの発行体デフォルト格付け(IDR)を「BBプラス」から「BBマイナス」に2段階引き下げた。格付け見通しはネガティブ。

マクロ経済上の見通しの大幅な悪化が背景としている。

フィッチは声明で「格下げは、マクロ経済見通しの大幅な悪化や予想よりもかなり弱い財政状況、国内銀行の増資に絡む費用をめぐる強い不透明感を反映している」と説明した。

キプロスは欧州および国際通貨基金(IMF)と支援策について協議しているものの、キプロス銀の資本増強に必要な資金額などをめぐり見解が対立している。

フィッチはこれについて「公的支援協議の遅れが経済状況悪化の一因となり、公的部門改革やマクロ経済の不均衡是正をめぐる不透明感が高まった」と指摘した。

財政状況の悪化も強調し、2012年の財政赤字は賃金凍結や付加価値税(VAT)引き上げなどの緊縮措置を踏まえても対国内総生産(GDP)比5%超と、政府が4月に示した同2.6%を上回ると予想した。

公的債務については、11年の対GDP比71.1%から14年には120%程度に拡大する見込みとし、銀行システムの資本増強が増加分の大半を占めると分析した。

キプロスの格付けはスタンダード・アンド・プアーズ(S&P)が「B」でクレジットウォッチネガティブ、ムーディーズ・インベスターズ・サービスが「B3」で見通しもネガティブとしている。

*内容を追加して再送します。

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