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中国の8月PMIは昨年4月以来の高水準、製造業に安定化の兆し

[北京 1日 ロイター] - 中国国家統計局が発表した8月の製造業購買担当者指数(PMI)は51.0となり、前月の50.3から上昇した。

9月1日、中国国家統計局が発表した8月の製造業PMIは51.0となり、前月の50.3から上昇した。写真は3月、浙江省の工場で撮影(2013年 ロイター/William Hong)

昨年4月以来の高水準で予想の50.6も上回り、急速な景気減速に歯止めがかかった兆候が示された。

PMIは50を上回ると景況の改善を示し、下回ると景況の悪化を示す。

政府は鉄道投資や公共住宅の建設、小規模企業支援策の導入を加速させ、急速な景気減速の抑制につとめてきた。

JPモルガン(香港)の中国担当チーフエコノミスト、朱海斌氏は「経済状況の改善を示すより明確な兆候が示された。信用の伸びの効果が遅れてでてきていることが第1の理由で、政策スタンスのシフトやより明確な政策発表も寄与している」と述べた。

統計局の製造業PMIの改善は、今後発表される8月の経済指標にとって明るい兆候で、国内経済の一段の安定化を示している。

内訳も全般的に改善がみられ、新規受注や購買量、雇用などのサブ指数も回復した。

新規受注指数は52.4で7月の50.6から改善。新規輸出受注指数は50.2。7月は49.0だった。

<中小企業も回復傾向>

2日はHSBCの8月中国製造業PMI改定値が発表される。HSBC発表のPMIは、国家統計局のPMIに比べ、調査対象における民間中小企業の割合が高い。8月速報値は、新規受注の回復が寄与し50.1と4カ月ぶり高水準を記録した。

統計局のPMIと合わせ、製造業の全般的な安定が示されるとみられている。

中国の当局者は成長見通しに楽観的で、今年の7.5%の国内総生産(GDP)伸び率目標の達成は可能との認識を示している。

朱光耀財政次官は27日、景気刺激策の必要はないとし、構造調整が成長を支えるとの見方を示した。

商務省も、世界的な需要改善や輸出企業支援策の導入により貿易の流れが8月初めに安定したと指摘している。

ただアナリストの間では、大幅な景気回復は難しいとの声が多い。政府のシャドーバンキング(影の銀行)規制も影響し、中国企業は依然比較的高水準の資金調達コストに直面していることが一因だ。

不透明な輸出環境や人民元の上昇もリスク要因としてあげられる。

中国の成長率は10四半期中9四半期で減速。第2・四半期の成長率は7.5%で、第1・四半期の7.7%から減速した。

政府は、国内経済を内需指導型にシフトさせる方針で、これによる成長減速を容認する姿勢を打ち出している。

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