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アジア通貨動向(10日)=ウォンとペソが下落、金融政策決定会合控え

 [シンガポール 10日 ロイター] 10日のアジア通貨市場では、韓国ウォンとフィリピンペソが対ドルで下落した。外国人投資家が両国の株式を売り越したことや中央銀行による金融政策決定を控えてドルのショートポジションを巻き戻したことが背景。

 その他のアジア通貨も利益確定売りで下落した。

 アナリストやディーラーは、韓国とフィリピンの中銀が利上げに踏み切らず、一方で自国経済にインフレ要因が蓄積していることを認めれば、ウォンとペソは一段と下落する可能性があるとみている。

 マニラのディーラーは「フィリピン中銀がハト派的なスタンスを維持すれば、ペソには下げ圧力が掛かるかもしれない」と述べた。

 フィリピン中銀は10日の金融政策決定会合で、過去最低水準の4.0%となっている政策金利を据え置く可能性が高いが、韓国中銀が11日の会合で利上げを決めるかどうかについては市場の見方が依然分かれている。

 ドル/韓国ウォンKRW=KRW=KFTCは上昇した。10日のソウル株式市場では、外国人投資家の売り越し額がここ3

カ月での最高水準となった。またオフショアの投資家によるドルのショートカバーが優勢となった。

 国内の市場参加者もドルのロングポジションを積み増したが、輸出企業が決済用にドルを売ったため、一本調子の上昇とはならなかった。

 しかし、韓国中銀が金利を据え置けば、海外勢の株式売り越しに絡んだドル需要もあり、ドル/ウォンは一段と上昇すると予想されている。

 ドル/フィリピンペソは上昇。海外ファンドの需要を受け、国内筋がショートカバーに動いた。フィリピン中銀が金利を据え置くとの見方から、ドルロングのポジション拡大もみられた。

 ドル/ペソは前日の取引で3カ月ぶり安値を付けていた。

 ドル/インドルピーは上昇。株価の下落と原油高を受けた石油会社のドル需要の高まりを受けている。ドルの上昇傾向は今後も続く見通し。

 海外勢は年初から14億ドルをインド株式市場から引き揚げている。借入コストの上昇が企業収益を圧迫すると予想され、株価は今後も下落が続く見通し。

 あるディーラーは「石油会社や海外機関投資家のドル需要は強く、45.65ルピーまでの上昇もあり得る」と述べた。

 *0625GMT(日本時間午後3時25分)のアジア各国通貨の対米ドル相場は以下の通り。

 シンガポールドル   1.2760

 台湾ドル       28.890

 韓国ウォン    1116.80

 タイバーツ     30.73

 フィリピンペソ  43.70

 インドネシアルピア 8920.00

 インドルピー    45.56

 マレーシアリンギ  3.0435

 人民元       6.5864

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