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JPモルガン3割減益、貸倒引当金積み増しで 自社株買い停止

[14日 ロイター] - 米金融大手JPモルガン・チェースが14日発表した第2・四半期決算(4─6月期)は28%の減益となった。米景気後退リスクが高まる中での貸倒引当金の積み増しが響き、市場予想を超える落ち込みとなった。自社株買いの停止も発表した。

米金融大手JPモルガン・チェースが14日発表した第2・四半期決算は28%の減益となった。6月撮影(2022年 ロイター/Andrew Kelly)

ジェイミー・ダイモン最高経営責任者(CEO)は、当局が求める資本要件の拡大に伴い、資本準備金を積み増す必要があると説明した。

また、ウクライナでの戦争や高インフレ、金融政策の「かつてない」量的引き締め(QT)など、多くの懸念要因が世界経済の成長に対する脅威と指摘した。一方、米経済については、同行がさらに貸し倒れに備える中でも、成長は継続し、雇用情勢や個人消費は健全と評価した。

一方で、不特定の規模の嵐が米経済にやってくると引き続き考えているとも発言。その結果としては、ソフトランディング(軟着陸)からかなり厳しいものまで、幅広く想定されるとした。

第2・四半期利益は86億ドル。1株当たり利益は2.76ドルと、リフィニティブがまとめたアナリスト予想の2.88ドルを下回った。

信用コストは引当金を4億2800万ドル積み増して、11億ドル。前年同期は30億ドル戻し入れていた。

投資銀行部門の不調が目立ち、収入は61%減の14億ドル。主に債券・株式引受業務の手数料収入減とつなぎ融資関連のコストが響いた。ジェレミー・バーナム最高財務責任者(CFO)は、リスク軽減のためにレバレッジドファイナンス市場のシェアを諦める「意識的選択」をしたと説明した。

一方、株式や債券など好調なトレーディング事業を追い風に、市場関連部門の収入は15%増加した。

純金利収入(NII)は19%増の152億ドル。通年では580億ドル超になると予想し、従来見通しの560億ドルから引き上げた。

決算を受け、JPモルガンの株価は一時5%近く下落したが、その後下げ幅を縮めて3.5%安で終了した。

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