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JPモルガン、第2四半期は28%減益 引当金積み増しで 投資銀部門不調

[14日 ロイター] - 米金融大手JPモルガン・チェースが14日発表した第2・四半期決算は28%の減益となった。米景気後退リスクが高まる中での貸倒引当金の積み増しが響き、市場予想を超える落ち込みとなった。自社株買いの停止も発表した。

ジェイミー・ダイモン最高経営責任者(CEO)は、米経済成長は継続し、雇用情勢や個人消費は健全としつつも、ウクライナでの戦争や高インフレ、「かつてない」量的引き締め(QT)など、多くの懸念要因が世界経済成長に対する脅威と指摘した。

決算を受け、JPモルガンの株価は4%超下落した。

利益は86億ドル。1株当たり利益は2.76ドルと、リフィニティブがまとめたアナリスト予想の2.88ドルを下回った。

信用コストは11億ドルとなった。前年同期は30億ドル戻し入れていた。

投資銀行部門の不調が目立ち、収入は61%減の14億ドル。主に債券・株式引受業務の手数料収入減が響いた。一方、好調なトレーディング事業を追い風に、市場関連部門の収入は15%増加した。

純金利収入(NII)は19%増の152億ドル。通年では580億ドル超になると予想し、従来見通しの560億ドルから引き上げた。

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