[東京 24日 ロイター] - 日本百貨店協会が24日発表した12月の全国百貨店売上高は、店舗数調整後で前年比4.0%増の6150億円と、10か月連続プラスになった。
12月は、年末商戦が新型コロナによる行動制限がなかったことで活況となり、増勢が続くバッグなどラグジュアリーブランドや宝飾品など高額商品が売り上げをけん引した。寒くなったことでコートなど重衣料や防寒商材も伸びて、全体の売り上げに貢献した。
顧客別では、インバウンドが新型コロナの水際対策緩和と円安で急増した。2019年比では28.9%減と、新型コロナ前のほぼ7割まで回復した。国内市場は1.0%増と前年比プラスを確保、2019年比では0.8%減と、ほぼコロナ前の水準に戻った。
調査対象の百貨店は71社・185店舗。東京地区は前年比8.0%増と、16カ月連続プラスとなった。
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