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ペルー太平洋岸でペリカンの大量死

死んだペリカンを並べる動物保護活動家ら(2012年4月27日、ペルー・ピウラ近郊)

 【リマ5日ロイター時事】南米ペルーの北部太平洋沿岸で最近、多くのイルカやペリカンが死んでいることから、同国の保健当局は住民や旅行者に海岸に近づかないように呼び掛けている。当局は死因を調べているが、今のところ明らかになっていない。

 保険当局の調べによると、ここ数週間で北部沿岸に打ち上げられた鳥の死骸は少なくとも1200羽に上り、そのほとんどはペリカンだ。この地域では数カ月間で推定800匹のイルカも同様に死んでいる。

 ペルー保健省はこの浜辺に近づかないよう住民らに勧告した。ただ、立ち入り禁止措置は取っていない。また、死んだ鳥を集める際には手袋、マスクなどを着用するよう呼び掛けている。首都リマの周辺の海の観光シーズンはピークを越えたが、その近辺では多くのサーファーがまだ残っている。

 同国の農務省は、一部のペリカンを対象にした暫定的な試験では、栄養不良がうかがえると指摘した。農務省保険局のトップ、オスカル・ドミンゲスさんによると、専門家は鳥インフルエンザの可能性は除外しているという。

 保健省はそのサイトに、死んだペリカンの写真とともに、「保健省は警戒が解除されるまで海岸に近づかないよう呼び掛けている」とする声明を掲載した。

 農務省のライネック次官は「われわれは、鳥たちは若くて自分たちで十分な餌を見つけられずに死んだとの仮説からスタートした。また、海水の温度が上昇し、アンチョビがどこかに行ってしまったことも理由だ」と話した。

 ペルーの北部沿岸地帯では1997年にもペリカンの大量死が発生しており、この時は餌となるアンチョビがエルニーニョの影響で不足したことが原因とされた。

 一方、今回の出来事を気にしない人たちもいて、リマのシーフードレストランのオーナー、グロリア・リベラさんは「毎日新鮮な魚を食べているが、これまでに死んだ人はいない。何も心配することはない」と話した。

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