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米動物園で死んだパンダの赤ちゃん、肝臓に異常か

死んだ赤ちゃんパンダの父親「ティエンティエン」(2012年9月24日、米ワシントン)

 【24日ロイター時事】米国の首都ワシントンの国立動物園は24日、前日に死んだ生後1週間のジャイアントパンダの赤ちゃんの死因が肝臓の異常に関連している可能性があると発表した。

 動物園の職員は23日、心肺蘇生術などの救命措置を講じたが、赤ちゃんを救えなかった。当初の検査結果によると、赤ちゃんはおそらく雌で、外傷や感染症の兆候はみられなかった。

 赤ちゃんは今月16日に生まれたが、誕生後100日間は命名しないという中国の慣例に従い、名前はまだ付けられていなかった。飼育されているパンダの繁殖が成功する確率は著しく低いだけに、動物園関係者や野生動物保護論者は赤ちゃんの誕生に沸いていた。

 国立動物園の獣医のスーザン・マレー氏が明らかにした暫定検死結果によると、死んだ赤ちゃんの肝臓は変色し、一部硬化していた。同氏は「これは肝臓の異変が死因の一つだった可能性を示している」と述べた。

 また同氏によると、もう一つの異常な発見は、赤ちゃんの腹部に液体がたまっていたことだ。腹部に液体が存在するのは成育したパンダでは通常だが、幼いパンダでは異例。病理学者がこの液体の分析を行っているという。同氏は、死因の特定にはさらに精密な検査が必要だと語った。

 赤ちゃんの体重はおよそ3.5オンス(約100グラム)だった。

 動物園関係者は母親パンダ「メイシャン」への影響を心配している。メイシャンは前回の出産以降は何年も妊娠せず、「偽妊娠(妊娠しているかのようなホルモン分泌水準や行動を示す)」を5回繰り返していた。メイシャンは2005年7月9日に初めて出産したが、生まれた「タイシャン」は現在、中国・臥龍の中国パンダ保護研究センターにいる。

 野生のジャイアントパンダの確認生息数は世界で1600匹足らずで、動物園や野生生物保護区で飼育されている数は約300匹。繁殖は非常に難しく、同動物園のウェブサイトによれば、飼育された状態で生まれた赤ちゃんの5分の1は誕生後1年以内に死んでしまう。

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