January 11, 2012 / 2:06 PM / 8 years ago

ギリシャ第2次支援の確実な実施が最優先課題=独首相

[ベルリン 11日 ロイター] ドイツのメルケル首相は11日、訪独中のイタリアのモンティ首相との会談後の記者会見で、ギリシャに対する第2次支援を確実に実施することが今年のユーロ圏の最優先課題との見解を示した。

 1月11日、ドイツのメルケル首相は、ギリシャの第2次支援を確実にすることが、今年初めのユーロ圏の最優先課題との見解を示した。写真はベルリンで会見を行う同首相(右)。(2012年 ロイター/Thomas Peter)

メルケル首相は「対ギリシャ第2次支援を解決し、銀行との交渉を取りまとめることが、ユーロ圏が今年最初にするべきことだ。これにより、ユーロ圏の構造的問題に集中することが可能となる」と述べた。

また、欧州の常設の安全網となる「欧州安定メカニズム」(ESM)について、ドイツは必要に応じて拠出金を増額する用意があるとの立場を示した。

ESMは今年半ばに発足する予定。メルケル首相の発言を受け、ユーロが下げ幅を縮小、独連邦債先物はこの日付けた高値から下落した。

債券市場関係者は「メルケル首相の発言は潮の変わり目とも受け取れる。債務危機に対するより先制的な対応とも言える」とした。

メルケル首相はまた、欧州における金融取引税の導入に関して、ドイツはユーロ加盟17カ国だけではなく、欧州連合(EU)加盟27カ国での導入する案を支持すると表明。モンティ首相もEU全体での導入に支持を示したことで、一部で先駆けて導入することを提案しているフランスにとり逆風となった。

モンティ首相は「EU全体での導入を支持する。世界レベルでの導入が理想だが、EU加盟27カ国全体での導入は理にかなう。ユーロ加盟国のみでの導入に意義があるかは疑問だ」と述べた。

会談後の共同記者会見でメルケル首相は、イタリア政府が迅速に改革を実施していることに対し歓迎の意を表明した。モンティ首相はこれに対し、市場がイタリアの経済政策の進展を認識することが重要との考えを示した。

メルケル首相はまた、イタリア政府が財政措置を迅速に実施し、競争力を増し成長を促進するための構造改革にも取り組んでいると評価。「こうしたことはイタリアを強化する」と述べた。

これに対しモンティ首相は、痛みを伴う改革を「成熟した」態度で受け入れたイタリア国民と議会に感謝を示すとともに、イタリアが先に進むためには借り入れ金利の低下を含む欧州全体の好意的な環境が必要になるとの考えを示した。

イタリア新政権が打ち出した経済政策により状況が変わったため、イタリアの資金調達コストの上昇はもはや正当化できないとの考えを示し、良好な政策が金利の低下に反映されるようにすることは、欧州各国の裁量次第との考えを示した。

*内容を追加して再送します。

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