February 9, 2012 / 3:47 PM / 8 years ago

ギリシャ連立与党が緊縮策で合意、EU・IMFは実行力注視

[アテネ/ブリュッセル 9日 ロイター] ギリシャの連立与党党首は9日、欧州連合(EU)と国際通貨基金(IMF)から第2次支援の条件として求められていた財政緊縮策と改革案について合意に達した。

2月9日、ギリシャのパパデモス首相は、連立与党が欧州連合(EU)・国際通貨基金(IMF)と支援の条件となっている改革案に関して合意したと発表した。写真は同国国旗。アテネで2011年11月撮影(2012年 ロイター/John Kolesidis)

ギリシャの1300億ユーロの支援獲得に向け「あとはユーログループの政治的承認が必要」(ベニゼロス・ギリシャ財務相)という段階になったが、EUやIMFはギリシャの実行力を注視する姿勢を示した。

ギリシャのパパデモス首相、連立与党の党首、EUとIMFの担当者は、第2次支援の条件となっている緊縮策について8日から夜を徹して協議したものの、年金給付の削減問題で合意できなかった。ベニゼロス財務相は、国民生活に長期的な影響を及ぼす年金という取り扱いの難しい問題を残したまま、財務相会合が開かれるブリュッセルに向かった。

ギリシャが支援を受ける条件となっていた財政節減では3億ユーロ相当が確定しない状態だったが9日、「トロイカ」と呼ばれる欧州委員会、欧州中央銀行(ECB)、IMFとの協議でメドが立ち、連立与党党首も了承した。

ギリシャのベニゼロス財務相は「あとは最終ステップとしてユーログループの政治的承認が必要だ」と記者団に語った。

合意成立により、3月20日に国債の大量償還を控えたギリシャの無秩序なデフォルト(債務不履行)はとりあえず回避される公算となった。市場では、合意を受けユーロや欧州株が上昇。イタリア、スペイン、ベルギーなどのリスク保証料が低下した。

だが、ギリシャ問題を討議するためブリュッセルに集まったユーロ圏の財務相からは、合意が成立したからといって追加支援を即実行するわけにはいかず、ギリシャが合意を実行に移すのが先決、とけん制する声が聞かれた。

欧州委員会のレーン委員は「ギリシャ政府が法律、その他の措置を通じて具体的な行動に移し、第2次支援は実施できると欧州諸国を納得させるかどうかにかかっている」と述べた。

ドイツのショイブレ財務相は記者団に「(今夜は)何も決定されないから待機する必要はない」と語った。

IMFの報道官は、ギリシャ連立与党が改革案で合意したことを受け、今後も詳細についてギリシャ政府との協議を続けると述べた。

報道官は定例会見で、「ギリシャ連立与党内で合意を得ることが最初の重要なステップだった。次のステップは、得られた合意に基づき、協議を継続する事だ」と述べた。

*内容を追加します。

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