March 7, 2012 / 10:12 PM / 6 years ago

米FRB、追加量的緩和実施の場合は不胎化を検討=報道

[ワシントン 7日 ロイター] 米連邦準備理事会(FRB)は、成長支援に向け追加的な債券買い入れ実施を決定した場合、こうした買い入れがインフレを招くとの懸念を払しょくするため、資金を不胎化する措置などの導入を検討している。米ウォールストリート・ジャーナル(WSJ)紙が7日、関係筋の話として報じた。

FRBの国債買い入れを行っている傘下のニューヨーク連銀は、この報道に関するコメントを控えた。

同紙によると、FRBは国債買い入れを通して市場に投入した資金を、短期的に低金利で市場から借り入れる可能性がある。これにより資金が市場から引き揚げられ、買い入れを不胎化することができる。

また、FRBによる国債買い入れで供給した資金の用途を限定する措置も検討されているという。

この報道についてミラー・タバクの株式ストラテジスト、ピーター・ブックバー氏は「FRBは長期金利の上昇を食い止めるために、あらゆる手段を検討している」と述べた。

また、TD証券の金利戦略部門ディレクター、リチャード・ギルフーリー氏は「こうした措置により、商品(コモディティ)価格の上昇という副作用を回避しながら、長期金利、および住宅ローン金利の上昇を抑制することができる」との見方を示した。

ただアナリストの間からは、さらに多くの国債を買い入れるために買い入れ資金を不胎化することで、短期金利に悪影響が及ぶ可能性があるとの指摘も出ている。

RBCキャピタル・マーケッツの米金利戦略部門を率いるマイケル・クロハティー氏は、2年物、3年物金利が上昇する恐れがあるとの懸念を示した。

FRBは13日に連邦公開市場委員会(FOMC)を開くが、今回の会合では国債の追加買い入れは決定しないとの見方が大勢となっている。

ただバーナンキFRB議長は、ぜい弱な成長と労働市場の緩やかな回復が頓挫した場合、成長支援に向け追加的な債券買い入れを検討するとの姿勢を示唆。原油高や欧州債務問題の影響が米経済にも及ぶなか、アナリストの間ではFRBが年内にも追加量的緩和の実施に踏み切るとの見方が出ている。

WSJ紙の報道を受け、米株価は上昇。FRBが一段と積極的な景気支援策を検討していることが示唆されたことを好感した。

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