May 23, 2012 / 9:28 PM / 7 years ago

ユーロが一時100円割れ、対ドルでも約2年ぶり安値=NY市場

[ニューヨーク 23日 ロイター] 23日終盤のニューヨーク外国為替市場では、ユーロが対ドルでおよそ2年ぶりの安値に下落した。市場ではギリシャが無秩序なユーロ離脱を余儀なくされるとの懸念が高まっているが、同日開催の欧州連合(EU)首脳会議ではこうした不安を払しょくする抜本策は打ち出されないとの見方が広がっている。

5月23日、ニューヨーク外国為替市場で、ユーロ/円が一時99.50円まで下落し、対ドルでもおよそ2年ぶりの安値に。ボスニアのゼニカで1月撮影(2012年 ロイター/Dado Ruvic)

この日は安全資産へ資金をシフトする動きが加速し、主要6通貨に対するICEフューチャーズUS(旧NY商品取引所)ドル指数.DXYは82.221に上昇。2010年9月以来の高水準をつけた。

資金の逃避先になりやすい円も買われ、対ユーロで2月以来の高値をつけた。

また日銀の追加緩和見送りを受けて、円は対ドルでも上昇した。

関係筋が明らかにしたところによると、ユーロ圏当局者は、ギリシャのユーロ圏離脱に備え、域内各国がそれぞれの対応策を準備することで合意した。独連銀は同日公表した月報で、ギリシャのユーロ離脱は困難だが「対処可能」との見解を示している。

この日の非公式のEU首脳会議では、成長促進策やユーロ圏共同債構想について協議される見通しだが、ドイツの反対などを背景に、いかなる案についても合意する公算は小さいとみられている。

ロイターのデータによると、ユーロ/ドルは2010年7月以来およそ2年ぶりの安値となる1.2544ドルをつけた。1.26ドルの水準でのオプションバリアが取り除かれ、実需筋によるユーロ売りが膨らんだ。直近では0.7%安の1.2594ドル。

ユーロは対円でも下落。一時は100円の節目を割り込み、99.50円まで値を下げた。直近では1.3%安の100.09円。

マーク・ハード・カレンシー・ファンドのポートフォリオマネジャー、アクセル・マーク氏は、欧州の「機能不全」がユーロ売りを誘う主因と指摘。「何が起こるのか、欧州首脳が何を求めているのか分からない。(欧州当局者に)指導力が欠如している」とし、「市場はギリシャを信頼し過ぎている。ドイツの支援なしにギリシャがユーロから離脱できるとは思わない」と述べた。

オランド仏大統領がギリシャのユーロ残留に向けあらゆる手を尽くすと述べるなど、この日の欧州首脳の発言がユーロを下支える場面もあったが、長続きはしなかった。

ギリシャのユーロ離脱懸念が高まる中、安全資産とされるドルが幅広い通貨に対し上昇した。豪ドルやニュージーランドドルなどの高利回り通貨は、対ドルで大幅下落した。

またドルは対スイスフランでも4カ月ぶり高値をつけた。

だがドルは円に対しては売られ、0.7%安の79.47円となった。

日銀の金融政策据え置きは市場のほぼ予想通りだったが、一部では4月に続き、新たな追加措置を打ち出すとの見方も出ていた。

*内容を追加して再送します。

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