July 24, 2012 / 12:53 AM / 6 years ago

ムーディーズ、独などユーロ圏最上級格付け国見通しをネガティブに

[ニューヨーク 23日 ロイター] ムーディーズ・インベスターズ・サービスは23日、最上位の「Aaa」に格付けしているドイツ、オランダ、ルクセンブルクの格付け見通しを「安定的」から「ネガティブ」に変更した。ユーロ圏債務危機の先行きが不透明なことが理由。

7月23日、ムーディーズは、ドイツ、オランダ、ルクセンブルクの格付けの見通しをユーロ圏債務危機の先行き不透明さを理由に「安定的」から「ネガティブ」に変更した。フランクフルト証券取引所で昨年7月撮影(2012年 ロイター/Kai Pfaffenbach)

ギリシャがユーロを離脱する可能性が高まったとし、離脱した場合は「金融市場でショックの連鎖反応が引き起こされ、当局がこれを終息させるコストは高くつく」と指摘した。

ムーディーズは、スペインやイタリアなどユーロ圏の問題を抱えた国々がさらなる支援を必要とする可能性が高まると指摘。域内の最上級格付け国に対する支援負担が最も増えるとの見解を示した。

同じく「Aaa」に格付けしているフィンランドについては、格付けおよび格付け見通しの「安定的」を据え置いた。

ドイツ、オランダ、ルクセンブルクの格付け見通し変更について「これらの国の財政状況が支援の財政負担を最も受ける見通し」としている。

一方、フィンランドについては、銀行システムが小規模で海外の影響を比較的受けない状態にあるほか、ユーロ圏他国との通商が限られていることから、見通しを「安定的」に据え置いたとしている。

2月に見通しをネガティブに引き下げたトリプルA格のオーストリアとフランスも、ユーロ圏情勢の影響を受けるとし、第3・四半期末までに「現在の格付け見通しが引き続き適切か、あるいは見直し期間の延長が必要かを判断する」との意向を示した。

ムーディーズは、「支援のため財政面での負担が見込まれる」全ての国の見通しがネガティブになったとしている。

シニア・クレジット・オフィサーのサラ・カールソン氏は「現在は過渡期にあり、この状態は何年か続く可能性がある」と述べた。

ドイツ財務省は、ムーディーズは短期的リスクに注目しているとし、ドイツは引き続きユーロ圏安定の要となるとの見解を示した。

スタンダード・アンド・プアーズ(S&P)はドイツ、オランダ、フィンランド、ルクセンブルクをAAAとしており、ドイツの見通しは安定的、それ以外の3カ国はネガティブとしている。フィッチは4カ国ともトリプルAと見通しを安定的としている。

*内容を追加して再送します。

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