July 24, 2012 / 9:21 PM / 8 years ago

米アップル4─6月期は売上高が予想下回る、時間外で株価5%下落

[サンフランシスコ 24日 ロイター] 米アップル(AAPL.O)が24日発表した第3・四半期(4─6月)決算は、売上高が予想に届かなかった。スマートフォン「iPhone(アイフォーン)」の販売が予想を下回ったことが響いた。同社の株価は時間外取引で5%下落した。

7月24日、米アップルが発表した第3・四半期決算は、1株利益が9.32ドル、売上高は350億ドルとなった。上海で3月撮影(2012年 ロイター/Aly Song)

第3・四半期の純利益は88億ドル(1株利益は9.32ドル)。前年同期は73億ドル(同7.79ドル)だった。アナリスト予想は10.37ドルだった。

売上高は350億ドルとなり、市場予想の372億2000万ドルを大きく下回った。

第3・四半期のアイフォーン販売台数は2600万台。第2・四半期の3510万台を下回った。アイフォーンの最新版が秋に発売されることから、買い控えが目立った。販売台数は2800万─2900万台程度になると予想されていた。

一方、「iPad(アイパッド)」の販売台数は1700万台と予想を上回った。

第3・四半期の粗利益率は42.8%。予想は43.68%だった。

アジア太平洋部門(日本除く)の売上高は前期比22%減少。3─6%減少した南北アメリカと欧州の売上高よりも大きく悪化した。

7─9月期の自社予想は、1株利益が約7.65ドル、売上高が約340億ドル。

一方、アナリスト予想は、1株利益が10.23ドル、売上高が380億3000万ドルとなっている。

ウエッジウッド・パートナーズのデービッド・ロルフ最高投資責任者(CIO)は「決算内容は予想を大きく下回り、今四半期の見通しも非常に弱かった。これが製品移行に伴うものなのか、それとも景気の混乱によるのかが気になるところだ」と述べ「アイフォーンは利益率が一段と高いが、売上高は予想よりもかなり低く、これが収益全体に響いた」との見方を示した。

キャピタル・アドバイザーズ・グロース・ファンドの共同マネジャー、チャニング・スミス氏は「おそらく、多くの消費者がiPhone5の発売を待って、購入を先送りしたのだろう。同じような動きは、昨年iPhone 4Sが発売された時にも見られた。そのため、現時点ではさほど懸念していない。世界経済は明らかに悪化しているが、アップルはこれまで、いかなる経済状況においても非常に好調なパフォーマンスを上げてきた」との見方を示した。

BGCパートナーズのアナリスト、コリン・ギリス氏は「アップルは実にアイフォーン企業だといえる。アイフォーンの販売はアナリスト予想を上回るほど堅調ではなかった」と指摘。「アイフォーン5は既にかなり騒がれており、期待以上のものになるのは、かなり厳しい」との見方を示した。

新たに発表されるアイフォーン5については、今よりも薄型になり、スクリーンが大きくなるとのうわさが飛び交っていることから、アップルは、消費者が現在のモデルを買い控えることを想定していた。

アイフォーンは、ドイツやフランスでの需要が落ち込んだ一方、中国の景気減速の影響は受けなかったとした。

アップルのオッペンハイマー最高財務責任者(CFO)は「欧州経済は良い状態ではなく、これが業績を圧迫した」と語った。

CCSインサイトのアナリスト、ジョン・ジャクソン氏は「アップルは、決算で業績が非常に好調な場合を除いて金融市場にたたかれるという非常にまれな立場にある。アイフォーンに関して前向きな評価があるとしたら、潜在的な需要があるという点だ」と語った。

*内容を追加して再送します。

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