July 27, 2012 / 6:57 PM / 6 years ago

スペイン・伊国債利回りが低下、ECB総裁発言効果続く

[ロンドン 27日 ロイター] 27日のユーロ圏金融・債券市場では、スペインとイタリア国債利回りが低下した。両国債利回りの低下に向けて行動する用意があることを示唆した前日の欧州中央銀行(ECB)総裁発言の影響がこの日も続いた。

ECBのドラギ総裁は前日、政府の借り入れコストが不当に上昇していることへの対処を含め、ECBはユーロ圏を崩壊から守るためにあらゆる措置を講じる用意があると言明した。

ただドイツ連銀が27日、ECBの債券買い入れプログラムに対する批判的な姿勢に変わりはないとの立場を確認したことから、総裁発言の影響は弱まった。

スペイン国債10年物利回りは19ベーシスポイント(bp)低下し6.77%。同国債利回りは今週、同国が全面的な支援を要請せざるを得なくなるとの懸念から一時7.78%まで上昇していた。

同5年債利回りは27bp低下し6.32%。今週は一時、5年債が長期債を上回って上昇したことにより、イールドカーブが逆イールドになった。

ユーロ当局者は27日、スペインのデギンドス経済相がショイブレ独財務相との24日の会談で、借り入れコストが高止まりすればスペインは国際通貨基金(IMF)と欧州連合(EU)から約3000億ユーロの支援が必要になる可能性があると伝えていたことを明らかにした。

イタリア国債10年物利回りは6bp低下し5.96%。1週間ぶりに6%を下回った。

アナリストとトレーダーは、スペイン国債が7%を下回る水準にとどまるかどうかは、ECBが速やかに行動するかにかかっているとの見方を示した。ロイズの金利戦略部門責任者、チャールズ・ディーベル氏は、ECB総裁の発言は明らかに市場を支援しているが、速やかな行動が伴わなければ、市場を大きく失望させる恐れがあると指摘。「何らかの重要な措置が講じられるとみられれば、スペイン国債利回りは100bp程度低下する可能性もある。ただ、今はまだ分からない」と話した。

総裁発言は、来週、ECB理事会に先立ってイタリアとスペインが実施する国債入札を支援する可能性がある。スペインは8月2日、イタリアは30日に、それぞれ10年債を含む3種類の国債入札を予定している。

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