[ニューヨーク 26日 ロイター] 米大手民間調査機関のコンファレンス・ボード(CB)が発表した6月の消費者信頼感指数は62.0と、前月の64.4から低下し、1月以来の低水準となった。
低下は4カ月連続。エコノミスト予想は63.5だった。
期待指数も72.3と、前月の77.3から低下し、昨年11月以来の低水準となった。
半面、現況指数は46.6と、前月の44.9から上昇した。
CB消費者調査センターのディレクター、リン・フランコ氏は声明で「現況指数が改善すると同時に期待指数が小幅低下したことは、短期的に経済活動ペースにさほど変化がないことを示唆している」と指摘した。
雇用情勢に関する見方が強弱まちまちとなる一方、収入に対する見方は悪化し、これまでに景気を後押ししてきた消費支出が長続きしない可能性を示唆した。
4キャストのエコノミスト、ショーン・インクレモナ氏は「信頼感が引き続き低下していることがあらためて示された。景気回復への重しとなっている」と述べた。
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