September 6, 2012 / 9:42 PM / 7 years ago

ユーロ/ドル上昇、ECB国債買い入れ計画が支援=NY市場

[ニューヨーク 6日 ロイター] 6日のニューヨーク外国為替市場ではユーロ/ドルが続伸し、一時2カ月ぶり高値をつけた。欧州中央銀行(ECB)がユーロ圏債務危機の拡大阻止に向けて新たな国債買い入れプログラムを発表したことが材料視された。

新たな国債買い入れ計画は数週間前から予想されており、ドラギECB総裁によるこの日の会見の内容は予想とほぼ一致したものとなった。

ECBは同プログラムの下、流通市場で償還期間が3年までの国債を量的な限度を設けずに買い入れる。ドラギ総裁は会見で、新たなプログラムは市場のひずみ、およびユーロ圏の存続に関する投資家の「根拠のない」不安感に対応するものだと述べた。

TDセキュリティーズの為替ストラテジスト、グレッグ・ムーア氏は「国債買い入れに関するECBの発表がユーロやリスク資産全般を支援した」と述べた。

ただ、ドラギ総裁の会見でプログラムに関する新たな詳細が示されなかったことから、失望感からユーロは対ドルで一時大きく下落した。市場ではその後、ドラギ総裁がユーロ防衛に向けあらゆる措置を講じるとした7月の約束を果たしたとの見方が広がり、相場は持ち直した。

BNPパリバはリサーチノートで「曖昧な部分が残されており、政府による支援要請の躊躇(ちゅうちょ)が依然として(ECBによる)実際の買い入れへの障害になる」と指摘した。

ユーロ/ドルは終盤の取引でこの日の安値水準の1.2559ドルから回復し、0.3%高の1.2643ドルをつけた。

ECBが主要政策金利であるリファイナンス金利を0.75%に据え置く決定を発表した後には、ユーロ/ドルは一時7月上旬以来の高値となる1.2650ドルまで上昇した。市場では一部で利下げが予想されていた。

ドル/円は0.6%高の78.90円。8月の米ADP全米雇用報告やISM非製造業統計が堅調な内容となったことを好感して79.02円まで上昇する場面もあった。

ADPが発表した8月の民間部門雇用者数は予想を大きく上回る20万1000人増で、3月以来の高水準となった。

米供給管理協会(ISM)が発表した8月の非製造業総合指数(NMI)は53.7と前月から上昇。エコノミスト予想を上回り、今年5月以来の高水準となったことを受けてドルは79円を突破、2週間ぶり高値をつけた。

英ポンド/ドルは0.2%高の1.5934ドルで、約3カ月半ぶりの高値近辺となった。イングランド銀行(英中央銀行)はこの日、市場の予想通り、資産買い入れプログラムの規模と政策金利をいずれも据え置いた。

ユーロは対スイスフランで一時3カ月半ぶり高値をつけた。スイス国立銀行(中央銀行)はちょうど1年前に、フラン高抑制に向けフランの対ユーロ相場に上限を設定した。終盤の取引ではほぼ変わらずの1.2050フラン。

フランはここ2日間、スイス中銀が1ユーロ=1.20フランの上限防衛のためユーロ買いを行っているとの観測から、大きく下落していた。スイス中銀はこうした観測についてコメントを差し控えた。

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