August 31, 2012 / 11:07 PM / 7 years ago

ドル下落、FRB議長講演で追加緩和期待強まる

[ニューヨーク 31日 ロイター] 31日終盤のニューヨーク外国為替市場でドルが下落、対ユーロで8週間ぶり安値、対円では2週間ぶり安値をつけた。バーナンキ米連邦準備理事会(FRB)議長はこの日、焦点となったジャクソンホールでの講演で、労働市場の停滞は「深刻な懸念」と述べ、追加緩和をめぐる市場の期待が高まった。

8月31日、ニューヨーク外国為替市場でドルが下落、対ユーロで8週間ぶり安値、対円では2週間ぶり安値をつけた。写真は100ドル札。昨年9月札(2012年 ロイター/Lee Jae Won)

バーナンキ議長は、米経済が「困難な」課題に直面しており、失業率の低下ペースは遅過ぎるとした上で、FRBは景気回復を加速させるために必要に応じて行動すると言明した。ただ、追加緩和実施に関し明確なシグナルを示すには至らなかった。

講演後、ドル相場は一時的に値を戻す展開となったものの、その後は再び値を下げる動きとなった。

ブラウン・ブラザーズ・ハリマン(ニューヨーク)の国際新興市場戦略部長、ウィン・ティン氏は「労働市場をめぐる『深刻な懸念』という文言が、以前と比べてやや強い表現で、唯一目立った」と指摘。「これで来週発表される雇用統計が一層重要となった」と述べた。

9月7日に公表される8月の雇用統計の見通しについて、市場では31日時点で非農業部門雇用者数が12万5000人増、失業率は8.3%と予想されている。

ロイターデータによると、ユーロ/ドルは一時1.2636ドルと、7月上旬以来の高値をつけた。その後は0.6%高の1.2578ドル。

月末の資金流入や中東勢の買い、欧州中央銀行(ECB)の政策対応への期待がユーロの下支えになったという。来週9月6日にはECB理事会が開かれる。

独ビルト紙は31日、バイトマン独連銀総裁がECBの新たな債券買い入れ計画への反対を理由に何度か辞任を検討したと伝えた。これについて、バイトマン総裁は同紙の報道にコメントしないと述べた。

ドル/円は78.18円と約2週間ぶり安値をつけた。その後は0.4%安の78.30円。

週間では、ユーロ/ドルが約0.5%高と3週連続で上昇。ドル/円は約0.5%安で2週連続の値下がりとなった。

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