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欧州市場サマリー(12日)
2012年9月12日 / 19:22 / 5年後

欧州市場サマリー(12日)

1303GMT  11日終盤

ユーロ/ドルEUR=     1.2896  1.2854

ドル/円JPY=   77.890   77.75

ユーロ/円EURJPY=     100.46   99.93

12日終値    前営業日終値

株 FT100   5782.08(‐10.11)  5792.19

クセトラDAX      7343.53(+33.42)  7310.11

金 現物午後値決め    1737.00    1736.75

先物    現物利回り

3カ月物ユーロ(12月限)  99.770 (‐0.015)  -0.074(0.005)

独連邦債2年物 0.084(0.048)

独連邦債10年物(12月限) 139.61 (‐0.77) 1.617(1.543)

独連邦債30年物   2.468(2.383)

<為替> ユーロが対ドルで4カ月ぶり高値に上昇した。ドイツ憲法裁判所が欧州安定メカニズム(ESM)の批准を条件付きで認めたことを受けて、債務危機に対する不安が和らいだ。

ユーロは一時、5月中旬以来の高値となる1.2936ドルをつけた。

<株式> ロンドン株式市場は、13日までの日程で開かれている米連邦公開市場委員会(FOMC)で、織り込み済みとなっている量的緩和第3弾(QE3)実施が決定されない可能性が意識され、小幅続落して終了した。

FT100種総合株価指数.FTSE終値は10.11ポイント(0.17%)安の5782.08。独憲法裁が一定の条件の下で欧州安定メカニズム(ESM)と欧州財政協定の批准を認める判断を下したことを受け、5821.24まで上昇する場面もあった。

ただESMの批准が確実となったことで、市場の焦点は13日まで開かれれている米FOMCに移っている。

市場では連邦準備理事会(FRB)が今回のFOMCで量的緩和第3弾(QE3)実施を決定するとの予想がすでに織り込まれているが、インタラクティブ・インベスターのデリバティブ部門責任者のマイク・マクッデン氏は、期待されているQE3実施が決定されなかった場合、売りが優勢になるとの見方を示している。

ボーダフォン(VOD.L)は1.5%安。ノムラが同社に対する投資判断を「ニュートラル」に引き下げたことが嫌気された。

また、アントファガスタ(ANTO.L)の他、自動車保険のアドミラル・グループ(ADML.L)、アウトソーシング企業のキャピタ(CPI.L)、資産運用会社のハーグリーブス・ランズダウン(HRGV.L)などが配当落ちとなったことも相場の重しとなった。

一方、BAEシステムズ(BAES.L)は10.6%高で終了。航空機メーカーエアバスを傘下に持つEADSEAD.PAとの合併を検討していることが明らかになったことが材料視された。ただ、パリ証券取引所上場のEADSは5.6%安で取引を終えた。

欧州株式市場は続伸。ドイツ憲法裁判所が欧州安定メカニズム(ESM)の批准を条件付きで認め、ユーロ圏債務危機の解決に向けた一段の取り組みに道が開かれたことを好感した。ただ景気をめぐる根強い懸念が上値を抑えた。

米連邦準備理事会(FRB)が追加緩和に踏み切るか不透明な情勢で、連邦公開市場委員会(FOMC)声明の発表を翌日に控えて、終盤には一部で利食い売りも見られた。

FTSEユーロファースト300種指数.FTEU3は0.85ポイント(0.08%)高の1108.02。

DJユーロSTOXX50種指数.STOXX50Eは7.15ポイント(0.28%)高の2564.80。

独憲法裁はこの日、ESMと欧州財政協定の批准を認める判断を下した。ただ、今後ESMへの負担金を積み増す必要が生じた場合には議会の承認を得る必要があるとの判断を下し、議会に将来の負担増額に関する拒否権を与える形となった。

それでも市場関係者の多くは、欧州経済問題の解決に向けた重要な一歩として憲法裁の決定を好感し、仏CAC40種平均指数.FCHIやDJユーロSTOXX50種指数などの下落を見込んで積んでいたショートポジションを巻き戻した。

出来高は主要市場で平均を上回り、独クセトラDAX指数.DAXは90日平均の約180%、仏CAC指数は同133%となった。

銀行株が好調で、STOXX欧州銀行株指数.SX7Pは1.3%上昇した。

個別銘柄では英BAEシステムズ(BAES.L)が10.6%高。エアバスの親会社EADSEAD.PAとの合併を検討していると明らかにしたことが支援材料となった。EADSは5.6%安。

<ユーロ圏債券> スペインとイタリアの国債価格が上昇、独連邦債価格は下落した。ドイツ憲法裁判所が、一定条件の下で欧州安定メカニズム(ESM)と欧州財政協定の批准を認める判断を下し、域内の危機対策を進める上での大きな障害が取り除かれたことを受けた。

ドイツ憲法裁の判断では、ESMへの負担金を積み増す必要が生じた場合には議会の承認を得る必要があるとして、議会に将来の負担増額に関する拒否権を与える形ともなった。

判断は事前予想通りだった。欧州中央銀行(ECB)が周辺国の国債を購入し、利回りを下げる方針を示して以降、スペイン・イタリア国債は数週間上昇しており、上値は重い。

スペイン・イタリア国債の利回りが低下傾向を維持するかは、スペイン政府がECBの国債買い入れ条件となっている救済基金への支援要請を行うかにかかっている。

スペイン10年債利回りは7ベーシスポイント(bp)低下して5.65%となった。7月終盤には、市場参加者が持続不能と考える7.8%をつけていた。

イタリア10年債利回りも7bp低下して5.02%と、3月以来の水準となる5%に迫った。

コメルツ銀行のストラテジスト、マイケル・ライスター氏は「ECBが期待に応え、ドイツの裁判所が今日、ESMにゴーサインを出し、バックネットが備わったことで、周辺国にとって良好な環境が今は整っている」と指摘。「ただ時間が経過すれば、ECB(の国債買い入れ)実施に際し、もう一つの主要な障害となっている支援要請をスペインがいつ行うかという疑問が深まることになる」と見通した。

ドイツ連邦債12月限先物は10週間ぶり安値の139.24をつけた。

高利回りで、リスクがより高いとされる資産に投資するムードが再燃、ドイツが実施した新発5年債入札(クーポン0.5%)はさえない結果に終わった。

RIAキャピタルマーケッツのストラテジスト、ニック・スタメンコビック氏は「特に周辺国で単一通貨ユーロに対する緊張が和らぎ始めれば、独連邦債の安全資産としての魅力は低下するだろう。結果として、今後の入札でより高い利回りを投資家が要求し始める可能性がある」と述べた。

[東京 13日 ロイター]

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