September 27, 2012 / 9:47 PM / 7 years ago

ユーロ上昇、スペイン予算案を好感=NY外為市場

[ニューヨーク 27日 ロイター] 27日終盤のニューヨーク外国為替市場では、ユーロがドル、円に対し、当初つけた2週間ぶり安値から切り返した。スペインが同日発表した2013年予算案は、正しい方向に向けた一歩と受け止められており、欧州債務危機をめぐる懸念が後退した。

スペインは、歳出削減に重点を置いた2013年予算案を提示するとともに、経済改革の行程表を明らかにした。

スペイン政府の増税回避の姿勢は、緊縮策に反対する国民の不満軽減に一時的に寄与するとアナリストは指摘している。

ウェスタン・ユニオン・ビジネス・ソリューションズの首席市場アナリスト、ジョー・マニムボ氏は「スペイン予算案は、一見して非常に均衡が取れている印象を受ける」とし、「増税ではなく、歳出削減に軸足を据えたことで、過度に緊縮的なイメージがない」と述べた。

午後終盤の取引で、ユーロ/ドルは0.3%高の1.2915ドル。一時は9月12日以来の安値となる1.2827ドルまで売られたが、大きく持ち直した。

ユーロ/円は、一時9月13日以来の安値となる99.62円まで下げたが、直近では0.1%高の100.19円に回復した。

だがスペイン予算案に対して、一部の市場関係者は懐疑的な見方を崩していない。

GFTの通貨ストラテジスト、ニール・ギルバート氏は、増税回避で国民をなだめようとする作戦は長期的には奏功しないと指摘。「(予算案が)いずれは全面支援を必要とする状況をもたらす」との見方を示した。

市場は、スペインが28日に発表する国内銀のストレステスト(健全性審査)の結果に注目している。

スペインのカスティーリャ・ラ・マンチャ州が、中央政府に8億4800万ユーロ(10億9000万ドル)の緊急支援を要請する方針が伝わったことも、さらなる懸念材料となっている。

また格付け会社イーガン・ジョーンズは同日、スペインの格付けを「CCプラス」から「CC」に引き下げた。

ムーディーズ・インベスターズ・サービスは今週、スペイン国債をジャンク債(投機的等級)に格下げする可能性がある。

ドル/円は0.2%安の77.60円。

円は9月13日につけた7カ月ぶり高値の77.13円からそう遠くない水準にある。

この日発表された米経済指標はまちまちとなった。

8月の耐久財新規受注は、景気後退の真っ只中にあった2009年1月以来の大幅な落ち込みとなり、成長の原動力である製造業の失速が鮮明となった。

一方、新規失業保険週間申請件数は、2カ月ぶりの低水準に改善した。

第2・四半期の米国内総生産(GDP)確報値は、前期比年率で1.3%増と、干ばつの影響で、改定値の1.7%増から大幅に下方修正された。

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