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独連邦債に買い、ギリシャ債務・米「財政の崖」懸念で
2012年11月16日 / 19:37 / 5年後

独連邦債に買い、ギリシャ債務・米「財政の崖」懸念で

[ロンドン 16日 ロイター] 16日のユーロ圏金融・債券市場では、独連邦債先物が2カ月ぶり高値に迫った。ギリシャの債務水準、および米国の「財政の崖」問題に対する懸念が高まっていることで、低リスク資産に資金が流れた。

独連邦債先物12月限は18ティック高の143.31で清算、13日につけた2カ月ぶり高値の143.48に迫った。現物市場では、独10年債利回りが1.33%と、1.7ベーシスポイント(bp)低下した。

ギリシャの債務水準を持続可能な水準に引き下げるための手段で意見の一致が見られず、同国への次回融資実施の合意が得られないなか、市場ではギリシャ問題に再び焦点が集まっている。

ユーロ圏財務相は20日に再度会合を開く予定で、国際通貨基金(IMF)のラガルド専務理事は同会合で合意は得られるとの見通しを示しているが、市場関係者の間では合意が得られたとしても短期的な対策にしかならないとの冷めた見方も出ている。

ドイツ銀行のエコノミスト、ジル・モエク氏は「ギリシャ問題が20日までに完全に解決されず、結論は22日からの首脳会議まで待つ必要が出てくる可能性がある」と指摘。ただ、「長期的な解決策は2013年の独選挙後に持ち越される公算が大きい」との見方を示した。

この日の取引で10年物の独連邦債とギリシャ国債との利回り格差は1610bp近辺まで縮小した。ただ依然として1カ月前より約100bp拡大した水準にある。

スペイン10年債利回りは1bp低下の5.90%。同利回りは10月中旬以降約60bp上昇している。

スペイン国債利回りが上昇傾向にあることについて市場関係者は、スペイン国債に対する実需の買いが細っていることを裏付けているとし、「欧州中央銀行(ECB)による支援が近く行われるとの観測のみがスペイン国債の支えとなっていることが示唆されている。市場の忍耐力が途切れ始める時期にさしかかっている」との見方を示している。

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