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アップルCEOが地図アプリ不具合謝罪、他社サービス利用促す
2012年9月28日 / 17:07 / 5年後

アップルCEOが地図アプリ不具合謝罪、他社サービス利用促す

[サンフランシスコ 28日 ロイター] 米アップル(AAPL.O)のティム・クック最高経営責任者(CEO)は28日、新型スマートフォン(多機能携帯電話)「iPhone(アイフォーン)5」に搭載した地図アプリに不具合があったことについて、「大変申し訳ない」と謝罪した。また当面の措置として、グーグル(GOOG.O)などライバル社のサービスを利用するよう促した。

9月28日、米アップルのティム・クック最高経営責任者(CEO)は、新型スマートフォン(多機能携帯電話)「iPhone(アイフォーン)5」に搭載した地図アプリに不具合があったことについて、「大変申し訳ない」と謝罪した。アイダホ州で7月撮影(2012年 ロイター/Jim Urquhart)

謝罪文がウェブサイトに掲載された。

クックCEOはその中で「迷惑を掛けて大変申し訳ない。地図サービスの品質改善に向け全力で取り組んでいる」とした上で、「顧客に最善の体験を提供する」われわれのコミットメントを「果たしていない」と、率直に謝りを認めた。

また品質改善に取り組んでいる間の当座の措置として、グーグルなど他社の地図サービスの利用を促した。

アイフォーン5の地図アプリをめぐっては、情報が正確ではないとの苦情や、グーグルの地図サービスにはある交通データなどが含まれていないとして利用者から批判が出ていた。

スターン・アジーのアナリスト、ショー・ウー氏は「これはやや異例だが、同時にクックCEOは、顧客に最善の体験を届けるというコミットメントを維持している」とし、「アップルの成功は顧客満足度にあり、その点で正しい選択」との見方を示した。

その上で「グーグルマップも最初は、マップクエストやヤフーマップに劣っていた」と述べた。

<新しいアップルの形>

アップルは2010年にも、アイフォーン4の受信状態に対する苦情が相次ぎ、無料ケースを配布するなどして対応した経緯がある。

当時最高経営責任者(CEO)だった故スティーブ・ジョブズ氏は、当初デザインの不具合について否定。顧客に申し訳ないと思うかと問われ、初めて謝罪の言葉を口にした。

こうした過去の事例を踏まえると、当座の措置とはいえ、クックCEOが他社のサービス利用を促したことは異例とも言える。

グーグルの携帯電話向け基本ソフト(OS)「アンドロイド」勢との競争激化を背景に、アイフォーン5の新基本ソフト(OS)「iOS 6」では、グーグルへの対抗措置として、独自の地図アプリの提供を開始した。

そのため今回のクックCEOの発言は、従来方針からは一転して、応急措置として顧客に他社サービスの利用を促したことになる。

クックCEOは、iOS搭載機器およそ1億台がアップルの新地図サービスを利用しており、利用者が増えるほどサービスも向上するとし、あらためて品質向上に尽力する考えを示した。

同日午後の米株式市場で、アップル株価は1.8%安となっている。

*内容を追加して再送します。

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