November 23, 2012 / 7:22 PM / 6 years ago

EU首脳、2014─20年予算案で合意できず

[ブリュッセル 23日 ロイター] 欧州連合(EU)首脳会議は23日、2014─20年のEU予算をめぐり討議したものの、英国やドイツなどが求める一段の歳出削減が多くの加盟国に受け入れられなかったことから、合意が得られないまま閉幕した。当局者によると、EU首脳は来年2月に再度協議する見通し。

11月23日、欧州連合(EU)首脳会議は、2014─20年のEU予算をめぐり討議したものの、英国やドイツなどが求める一段の歳出削減が多くの加盟国に受け入れられなかったことから、合意が得られないまま閉幕した。写真はベルリンに掲げられたEU旗。10月撮影(2012年 ロイター/Tobias Schwarz)

ファンロンパイEU大統領が週末にかけて議論を継続するよりは、来年初めにあらためて協議の場を設けることを提案。今回の予算特別会議は2日足らずで閉幕することになった。

同大統領は記者会見で、「前日に行われた2国間協議、および欧州理事会内での建設的な協議で、来年早々にも合意が得られる十分な可能性が示された」と述べた。

EU予算への最大の貢献国であるドイツのメルケル首相も、第1回目の協議で合意が得られるとは初めから予想していなかったとし、2013年初旬に合意が得られる公算が大きいとの見方を示した。

金融市場では、ギリシャに対する次回融資実施の可否が再度協議される26日のユーロ圏財務相会合が注目を集めているため、EU予算協議の決裂による影響は軽微だった。

ただ予算協議が長引けば、旧共産圏の中東欧諸国へのインフラ投資プログラムなどに遅延が出る恐れがある。

EU当局者も、予算での合意が得られない場合、債務危機への対応に振り向けるべき時間と労力が奪われる恐れがあると指摘。また、EU首脳が「決められない政治」に陥っているとの印象が一段と深まる恐れもあるとしている。

現在の2007─13年予算の規模は1兆0340億ユーロ。今回討議された2014─20年予算については、欧州委員会が当初、07─13年予算比約5%増の1兆0910億ユーロとする案を提示。その後、ファンロンパイ大統領が1兆0100億ユーロに減額する案を提示した。

ただ、EU予算に対する純貢献国の多くは、予算規模を1兆ユーロ以下に引き下げる必要があると主張。リトアニアのグリバウスカイテ大統領によると、純貢献国であるドイツ、英国、スウェーデン、オランダは、ファンロンパイ大統領による減額案に加え、少なくとも300億ユーロさらに縮小する必要があると立場を示した。

EU予算削減に向け、英国のキャメロン首相は、職員の退職年齢の引き上げや年金上限の引き下げなどを通して、EU予算を10%削減することをファンロンパイ大統領に対し文書で提案。同大統領はこれには反応しなかったものの、記者会見では一部の提案を検討する柔軟性は示した。

EU首脳は、ファンロンパイ大統領とバローゾ欧州委員長に対し、向こう数週間で加盟国間の意見対立の解消に向けた取り組むを行うよう要請。当局者によると、次回協議は来年2月に行われる公算が高い。

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