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ローマ法王が高齢理由に退位表明、任期途中は700年ぶり
2013年2月12日 / 00:31 / 5年後

ローマ法王が高齢理由に退位表明、任期途中は700年ぶり

[バチカン市 11日 ロイター] ローマ法王ベネディクト16世(85)は11日、職務遂行に必要な精神的、肉体的な力がなくなったとして、退位する意向を明らかにした。法王の任期途中での退位は約700年ぶり。

2月11日、ローマ法王ベネディクト16世(85)は、職務遂行に必要な精神的、肉体的な力がなくなったとして、退位する意向を表明した。バチカンで9日撮影(2013年 ロイター/Alessandro Bianchi)

法王は枢機卿会議で、「この行動の重大さをよく理解している。率直にここで、法王の座を退くことを宣言したい」とラテン語で表明。職務遂行には「精神と身体の力が不可欠だが、ここ2─3カ月間衰え、私に委ねられた職務を十分全うすることができなくなったと認識せざるを得なくなった」と説明した。

ローマ法王庁(バチカン)の報道官によると、法王は28日1900GMT(日本時間3月1日午前4時)に退位し、新法王は早くて3月24日の聖枝祭の日に選出され、復活祭までには引き継ぎが行われる見通し。世界中から枢機卿がシスティーナ礼拝堂に集まり、選挙会議「コンクラーベ」を開催し、秘密投票によって新法王が決まる。

法王は2005年4月19日、前法王ヨハネ・パウロ2世の後を受け、ドイツ人としては約1000年ぶりに即位。キリスト教の伝統的なアイデンティティーを再確認する姿勢に立ち、保守派から称賛された。ただ、改革に背を向けているとして批判の声もあった。

また任期中には、聖職者による児童への性的虐待が次々と明らかになり、法王がアイルランドでの事件について、正式な調査を行うよう指示し、司教数人が辞任する事態になった。さらに、2012年には法王の執事による機密文書流出事件も起きた。

定期的に外国訪問を行った法王は、ナチス・ドイツによるユダヤ人の大量虐殺(ホロコースト)が行われたポーランドのアウシュビッツ強制収容所も訪問。自らを「ドイツの息子」だとして祈りをささげた。

*内容を追加して再送します。

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