December 17, 2012 / 12:41 PM / 7 years ago

米クリアワイヤ、スプリントによる22億ドルの修正買収案に合意

[17日 ロイター] 米携帯電話3位のスプリント・ネクステル(S.N)が米高速無線通信事業者クリアワイヤCLWR.Oの完全買収に向け未保有株の取得を提案していた件で、クリアワイヤはスプリントが新たに提示した22億ドル(1株当たり2.97ドル)の修正買収案に合意した。

12月17日、ソフトバンクが買収を決めた米携帯電話3位スプリント・ネクステルは、米高速無線通信事業者クリアワイヤの未保有株を22億ドル(1株当たり2.97ドル)で取得し、完全子会社化することを明らかにした。写真はニューヨークのスプリント店前で携帯電話を使う人や歩く人。10月撮影(2012年 ロイター/Keith Bedford)

スプリントは前週、21億ドル(同2.90ドル)での取得を提案していたが、一部株主から価格が低過ぎるとの批判が出ていた。

発表を受け、17日午前の米国株式市場でクリアワイヤは約13%急落。前週末14日は買収価格引き上げへの期待から大きく上昇していた。

一方、スプリントは小幅安で取引されている。

スプリントとクリアワイヤの共同声明によると、合わせて13%のクリアワイヤ株を保有する少数株主のインテル(INTC.O)、コムキャスト(CMCSA.O)およびブライト・ハウス・ネットワークスは、修正案を支持することに同意した。

クリアワイヤの取締役会は修正案を全会一致で支持しているが、買収を完了するために必要な少数株主の支持を得られるかどうかは現時点で明確ではない。スプリントは少なくとも24.8%のクリアワイヤ株を保有する株主の承認を得る必要がある。一部株主からは、1株当たり5ドルの買収価格を求める声も出ていた。

修正案の引き上げ額は1株当たり0.07ドルにとどまっており、「少数株主の支持を得るのは困難」(デービッドソン& Coのアナリスト、ダナ・ジェーガー氏)とみられている。

ただクリアワイヤのエリック・プルシュ最高経営責任者(CEO)はこの日、アナリストとの電話会議で「これまでの努力にもかかわらず、新たな提携関係を確保することはできなかった」と述べ、スプリントの買収案受け入れ以外に選択肢はほとんど残っていないとの見解を示した。

クリアワイヤにおよそ3%出資するクレスト・フィナンシャルは最近、クリアワイヤによるスプリントへの身売りを阻止するため、裁判所に訴えを起こしている。

クレスト・フィナンシャルは同日、修正買収案での合意発表を受け、訴えを集団提訴に変更したことを明らかにした。

クリアワイヤをめぐっては、スプリントへの身売りを急ぐ必要はないとの指摘もある一方、買収受け入れが生き残りをかけた最善の選択肢との見方も出ている。

複数の関係筋が13日、ロイターに明らかにしたところによると、スプリントの買収を決めたソフトバンク(9984.T)の孫正義社長は、スプリントによるクリアワイヤ完全買収計画について、買収価格が1株当たり2.97ドルを超える場合は反対する姿勢を示した。

*内容を追加して再送します。

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