[2日 ロイター] ニュースサイト「ザ・ネクスト・ウエブ」によると、米アップルAAPL.Oはスマートフォン(多機能携帯電話)「iPhone(アイフォーン)」と基本ソフト「iOS」の新バージョンのテストを開始した可能性がある。
アプリ開発者がユーザーの利用ログから、「iPhone6.1」や「iOS7」からのアクセスを示す記録を確認したという。
発信元のインターネットアドレスは、カリフォルニア州にあるアップルのクパチーノ本社からで、同社のエンジニアが一部の人気アプリを対象に互換性テストを実施している可能性があるとしている。
ネクスト・ウエブは「基本ソフトや機器に関するデータは(アップルからであることを)装うことができるが、固有のIPアドレスはアップルのクパチーノ本社のものであるため、そうではないと考える」とした。
こうしたなか、レイモンド・ジェームスのアナリスト、トラビス・マッコート氏は、アイフォーン新機種の名称が「iPhone6」ではなく、「iPhone5S」になると予想。
また、昨年の「iPhone5」投入によってサプライチェーン(供給網)が圧迫されていることから、アップルが新機種の発売前倒しを検討していても驚きではないと述べた。
「テックレーダー・ドットコム」は先月、アップルが新「iPhone」を早ければ今春にも発表する可能性があると伝えている。
2日の株式市場で、アップルの株価は一時4.3%上昇した。
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