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伊フィアット、米クライスラー完全子会社化へ近く資金確保へ=関係筋

[フランクフルト 23日 ロイター] 伊自動車大手フィアットFIA.MIが5月にも傘下の米クライスラーの完全子会社化に向けた資金を手当てできる見通しであることが23日、関係筋の話で明らかになった。

4月23日、伊自動車大手フィアットが5月にも傘下の米クライスラーの完全子会社化に向けた資金を手当てできる見通しであることが明らかになった。3月撮影(2013年 ロイター/Mike Segar)

フィアットはクライスラー株式の58.5%を保有、残り41.5%は全米自動車労組系の医療保険基金(VEBA)が保有している。

フィアットは未取得のクライスラー株をVEBAから取得したい意向だが、価格をめぐり双方の意見が対立。係争問題に発展しており、25日には米裁判所でこの件に関する審理が行われる見通し。

関係筋によると、フィアットは30億ユーロ(40億ドル)程度を新たに調達する構えで、7月初めまでにVEBAと合意することを望んでいる。

フィアットのセルジオ・マルキオーネ最高経営責任者(CEO)は今月、フィアットの完全買収に関連し、最大25億―30億ユーロを手当てする必要があるかもしれないとの見解を示している。

昨年12月末時点のフィアットの手元資金は約90億ユーロ(119億1000万ドル)だが、合併後の新会社の格付けを維持するためには、新たな資金調達が必要と見られている。

フィアットはコメントを拒否した。

アナリストはVEBAが保有するクライスラー株41.5%の価値について、35億─40億ドルと推定している。

残りのクライスラー株41.5%をめぐっては、フィアットはこれまで全株取得を通じた完全子会社化に加え、新規株式公開(IPO)の両方の可能性を模索しているとされる。

マルキオーネCEOはフィアットとクライスラーの合併を望んでいるが、フィアットとVEBAの間で合意が成立しない場合には、IPOの可能性を排除しないとの考えをこれまで示している。

ある関係筋は「年内に決着をつけることが目標」とし、上場に向けた準備も行われていると明かした。

また裁判所での審理がフィアット、およびVEBAの歩み寄りを促す可能性があるという。

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