May 8, 2013 / 5:52 PM / 7 years ago

ロシア大統領が副首相を事実上解任、メドベージェフ首相に打撃

5月8日、ロシアのプーチン大統領は、スルコフ副首相が提出した辞表を受理した。事実上の解任と見られ、メドベージェフ首相にとって打撃となる。写真はプーチン氏とスルコフ氏。昨年2月代表撮影(2013年 ロイター/)

[モスクワ 8日 ロイター] ロシアのプーチン大統領は8日、スルコフ副首相が提出した辞表を受理した。「灰色の枢機卿」の異名をとるスルコフ氏はプーチン氏の側近として活躍したが、その後はメドベージェフ首相寄りに方向を転換。辞任はプーチン氏による事実上の解任と見られることから、メドベージェフ氏にとり打撃となる。

ペスコフ大統領報道官はスルコフ副首相の辞任について「自身の意思によるもの」と述べた。ただ前日にはプーチン大統領が閣議で、スルコフ氏が大統領令を実行に移さなかったと叱責。プーチン氏が辞任劇の背景にいるとの見方が濃厚だ。

ロシアの政治アナリストはかなり前から、プーチン氏とメドベージェフ氏との間に溝が発生したとの見方を示していた。政治アナリストのドミートリー・オレシキン氏は、スルコフ氏の辞任について「当然、メドベージェフ氏に対する攻撃だ」と指摘。

「これは、政府の『ノーメンクラトゥーラ(ソビエト時代の指導者選出のための人事制度)』に対する大統領による直接介入だ」とし、スルコフ氏に続きメドベージェフ首相も解任される可能性があるとの見方を示した。

大統領府に近い関係筋は、プーチン氏とスルコフ氏との間の亀裂はかなり前から顕在化していたとし、スルコフ氏の辞任について、「プーチン大統領以外、こうした決定をできる人物はいない」と述べた。

政治アナリストのアレクセイ・ムーヒン氏はラジオ局「モスクワのこだま」に対し、スルコフ副首相の辞任を受け「メドベージェフ首相が率いる内閣は3本脚のテーブルのようになった」と指摘。プーチン大統領がメドベージェフ首相の解任に踏み切るとの明らかな兆候は見られないものの、メドベージェフ内閣はいつでも倒される可能性があると述べた。

エリツィン体制下で中央政界入りしたスルコフ氏は48歳。プーチン氏とメドベージェフ氏に継ぐナンバー3で、プーチン氏の権威主義的な体制を形作った人物として知られるが、プーチン氏が3期目となる大統領に復帰したことを受け反大勢デモが広がった頃から、同氏との間に距離を置くようになったとされる。

*写真を付けて再送します。

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