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加計問題、首相自ら説明責任を=前川・前文科次官
2017年6月23日 / 09:09 / 5ヶ月後

加計問題、首相自ら説明責任を=前川・前文科次官

[東京 23日 ロイター] - 文部科学省の前川喜平・前次官が23日午後、都内の日本記者クラブで記者会見し、学校法人「加計学園」の獣医学部新設を巡る問題で、「首相官邸や内閣府は真相解明から逃げようとしている」と批判。安倍晋三首相に対し「自ら先頭に立ち、説明責任を果たしてほしい」と強調した。

前川氏は国家戦略特区での新設が事実上、加計学園ありきで議論され、加計学園が該当するように条件が付され「加計のみが恩恵を被った」と指摘。同氏は「なんら政治的意図や安倍政権を打倒する目的はない」ものの、「一部の者のために国家権力が使われるならば、正さねばならない」と主張した。

臨時国会や閉会中審査が開かれれば証人喚問に応じるとした。問題の全容把握には第三者組織による解明が急務とも強調した。

<萩生田発言文書「ほぼ事実」>

前川氏は、実妹が中曽根元首相の息子である中曽根弘文氏の妻という関係にある。「私の親族との関連が憶測されているが、関係ない」とも説明した。

前川氏は、文部科学省が20日に公表した、萩生田光一官房副長官による「総理は2018年4月開学とおしりを切っていた」との発言を記されたとされる新たな文書について「内容はほぼ事実だと思う」と述べた。

加計学園問題のキーパーソンとして和泉洋人補佐官をあげ、同補佐官から「総理が直接言えないから私が言っている」と再三要望を受けた経緯を明らかにした。

萩生田光一官房副長官については、「文教族として、早期の開学を求める内閣府に対する調整役を10月時点では期待していたが、11月になると萩生田氏も文科省を説得する側になっていた」という。

<出会い系バー報道、「監視国家化の入り口」>

読売新聞に、前川氏が「出会い系バー」に通っていたと報じられた経緯について、「首相官邸の関与があったと考える」と述べた。理由として報道直前に官邸から接触の打診があり、官邸の意向に従えば報道を止めるとの意図だったと推察。「警察国家、監視国家化で日本の民主主義が死ぬ入り口になっている」と警鐘を鳴らした。

*内容を追加しました。

竹本能文

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