[東京 7日 ロイター] - 大阪高裁は7日、関西スーパーマーケットとエイチ・ツー・オー(H2O) リテイリング傘下の食品スーパー2社との経営統合手続きの差し止めを命じた神戸地裁の仮処分決定を取り消した。関西スーパーは統合手続きを進めることが可能になった。
関西スーパーが同日午後、発表した。予定通り株式交換を行うとしている。差し止めを求めた食品スーパー、オーケー(神奈川県横浜市)の出方が今後の焦点となる。
関西スーパーの経営統合を巡っては、10月29日の臨時株主総会で集計に疑義が生じたとして、オーケーが統合手続きの差し止めを求める仮処分を申し立て、神戸地裁が11月22日、差し止めを認める決定をしていた。
関西スーパーはH2O子会社との株式交換予定日を12月1日から15日に延期していた。
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