[21日 ロイター] - 米ミネアポリス地区連銀のカシュカリ総裁は21日、連邦準備理事会(FRB)は政策金利を0.5%ポイント引き下げる必要があるとの考えを示した。
カシュカリ総裁はこの日に発表したエッセーで、「インフレ期待をFRBの目標である2%に再び安定化させ、力強い雇用の伸び、賃金の伸びの加速、持続的な景気拡大を支援するために、連邦公開市場委員会(FOMC)は力強い措置を打ち出す必要があると考えている」と指摘。
「FOMCが政策金利を50ベーシスポイント(bp)引き下げ、コアインフレが持続的にFRBの目標を達成するまで利上げは実施しないというコミットメントを示すことが、こうしたことの達成に向けた最善の方法だ」とした。
カシュカリ総裁は今年のFOMCで投票権を持っていないが、金利据え置きが決定された今週のFOMCでは50bpの利下げを提唱したことを明らかにした。
また、長期的なインフレ期待は現在1.7%の水準にあるとの見方も示した。
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