March 29, 2019 / 2:13 PM / 24 days ago

米長短金利逆転、FRBの過度な引き締め反映の公算=ミネアポリス連銀総裁

[ニューヨーク 29日 ロイター] - 米ミネアポリス地区連銀のカシュカリ総裁は29日、米債券市場で長短金利の逆転が発生していることは、市場で経済成長が減速するとの見方が出ており、連邦準備理事会(FRB)が金融政策を引き締め過ぎたことを示す重要なシグナルである可能性があるとの見方を示した。

同総裁はフォックス・ビジネス・ネットワークのインタビューで、2020年に米経済がリセッション(景気後退)に陥る恐れはあるかとの質問に対し、利回り曲線が示すシグナルを踏まえるとリセッションの可能性は高まってはいるとしながらも、「こうしたことは自身の基調的なシナリオではない」と指摘。18年と比べると鈍化するとしつつも「経済成長はなお継続するというのが私が描く基調的なシナリオだ」と述べた。

ただ見通しの先行き不透明性は高いとし、「このため、FRBが現在示している利上げ休止姿勢は大いに理にかなう」と述べた。一方、米経済が減速していると結論付けるにはより多くの経済指標を見る必要があるとし、賃金と国内総生産(GDP)の伸びのほか、消費支出などの主要指標に注目しているとも述べた。

利回り曲線については、懸念していると表明。利回り曲線の動きは中立金利の水準がどこにあるのかを示唆している可能性があるとし、利回り曲線の動向は、経済成長は将来的に減速するとの見方が市場で出ていることを示している可能性があり、FRBはこれに留意する必要があるとの見解を示した。

利下げが必要になるかとの質問に対しては、「FRBが市場を追いかけるようなことをするのは健全ではない」とし、「いかなる政策の変更を決定する前にも、実際に何が起きているのかを把握するために一段のデータが必要になる」と述べた。ただ、低賃金の職種では賃金の伸びが加速しており、将来的な消費支出の拡大につながる可能性があるとの認識は示した。

このほか、財政拡大理論のいわゆる「MMT(現代金融理論)」については、理論というよりは一種の政治哲学であるとの見方を示した。

*内容を追加しました。

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