[東京 9日 ロイター] - 加藤勝信官房長官は9日午前の会見で、新型コロナウイルスのワクチン接種の回数が着実に伸びてきたと述べた。
政府としてあらゆる手段を講じ、自治体や国民の協力などで「着実に接種回数が伸びてきたと認識している」と発言した。
7日時点での高齢者のワクチン接種回数は約985万回、医療従事者は約850万回だった。
また、米疾病対策センター(CDC)が、約110の国・地域について新型コロナウイルスの感染状況を踏まえた渡航警戒レベルを緩和し、日本を最も高い「レベル4」から「レベル3」に引き下げたことについて、米国側から説明を受けたと明らかにした。
東京オリンピック・パラリンピックへの影響について聞かれると、加藤長官は、大会の開催を実現するという日本政府の決意を支持する米国政府の立場に何ら変更はないと承知していると述べた。
共同通信は2日、英国で11日から13日まで開催される主要7カ国首脳会議(G7サミット)の首脳声明に、日本政府の要請で、今夏に東京五輪・パラリンピックを開催する日本への支持を盛り込む方向で調整していることが分かったと報じた。
私たちの行動規範:トムソン・ロイター「信頼の原則」