for-phone-onlyfor-tablet-portrait-upfor-tablet-landscape-upfor-desktop-upfor-wide-desktop-up

カザフ、ロシア主導部隊が撤退開始へ 新首相選出

[ヌルスルタン 11日 ロイター] - カザフスタンのトカエフ大統領は11日、抗議デモを鎮圧するため先週派遣を要請したロシア主導の軍事同盟「集団安全保障条約機構(CSTO)」の部隊が2日後に撤退を開始すると表明した。

CSTOの平和維持軍の主要任務が無事終了したとしている。撤退は10日間で完了する見通し。

これに先立ち、トカエフ氏はスマイロフ前第1副首相を首相に任命。議会下院は直ちに同氏を首相に選出した。

トカエフ氏は議会演説で、資産格差の是正を進め、鉱山会社からの税収を増やすと表明。政府調達で不正をなくす意向も示した。

所得格差に対する国民の不満は正当なものだと述べ、ナザルバエフ前大統領の近親者は富を国民と共有すべきだと指摘。ナザルバエフ氏との距離を暗に示した。

カザフスタンでは年初から燃料高騰に抗議するデモが各地で広がり、治安部隊との間で激しい衝突となった。専門家の間ではエリート間の内紛が今回の混乱の背景にあるとの見方が出ている。

トカエフ氏は先週、2019年の大統領退任後も国政に強い影響力を持ったナザルバエフ氏が安全保障理事会のトップの座を去ると述べた。ナザルバエフ氏はこの発表以降、公の場に姿を見せていない。

トカエフ氏は、ナザルバエフ氏のおかげで「国際的に見ても裕福な人々や非常に収益性の高い企業が誕生した」と述べ、「彼らがカザフスタンの人々に対して応分の負担をし、体系的かつ定期的に国民を支援すべきときがきたと思う」と述べた。具体的な名前には言及しなかったが、国内の富裕層リストにはナザルバエフ氏の娘など近親者が名を連ねる。

<ロシア主導部隊撤収へ>

またトカエフ氏は、デモによる混乱の早期収束に向けてCSTOから派遣を受けた平和維持部隊について、主要な任務は成功裏に完了したとし、部隊の段階的撤収が数日後に始まり、10日以内に完了すると述べた。

米国務省のプライス報道官は記者団に対し、部隊任務完了の発表を歓迎するとし、カザフ政府の要請通りに速やかな撤退という約束を守るよう訴えた。

ロシアのプーチン大統領は、カザフスタンを外国勢力が支援するるテロリストから守ることができたとして勝利を宣言した。

カザフスタン当局によると、今回の混乱で1万人近くが拘束された。また、治安部隊とデモ参加者の激しい衝突で164人の死者が出たと報じられている。

トカエフ氏は先週、デモ隊をテロリストと表現して治安当局や軍に対し警告なしの射殺を認めており、死者数は報告されているよりも実際ははるかに多いとの指摘がある。

*カテゴリーを追加して再送します。

for-phone-onlyfor-tablet-portrait-upfor-tablet-landscape-upfor-desktop-upfor-wide-desktop-up