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KDDIが28GHz帯ハンドオーバーに市街地で成功、5G前進

 2月22日、KDDI(au)は、28ギガヘルツ帯を利用した複数の基地局間をまたぐハンドオーバーの実験に成功したと発表した。写真は都内で開催されたスマホ・ワイヤレス関連技術を紹介する展示会「ワイヤレスジャパン」で、2013年5月撮影(2017年 ロイター/Issei Kato)

[東京 22日 ロイター] - KDDI(au)9433.Tは22日、28ギガヘルツ帯を利用した複数の基地局間をまたぐハンドオーバーの実験に成功したと発表した。同周波数帯は次世代移動通信システム「5G」で利用される可能性があり、移動中でも通話が途切れないという携帯電話にとって不可欠な技術の実験に成功したことで、5G実用化が一歩近づいたといえそうだ。

KDDIは2020年の5G実用化を目指しており、現在、実証実験を重ねている。5Gは現在の高速通信サービス「LTE」に比べ、100倍の速度、1000倍の大容量化、10分の1の低遅延を実現できるため、映画鑑賞といったエンターテインメントだけでなく、遠隔治療や自動運転などさまざまな用途での利用が期待されている。

高周波数帯は低周波数帯に比べて電波が弱まりやすいため、携帯電話で利用するには、1)電波を遠くまで届ける、2)スムーズなハンドオーバー──といった課題を克服する必要がある。

KDDIは電波を遠くまで届けるために、電波を細く絞って特定の方向に向けて集中的に発射する「ビームフォーミング」技術を活用。さらに韓国のサムスン電子005930.KSの協力を得て、市街地や高速道路でのハンドオーバーに成功した。

会見したKDDI技術開発本部の松永彰シニアディレクターは「5Gはこれまでの1Gから4Gまでのステップアップの進化ではなく、飛躍的な進化を遂げる。社会の基盤を支える大きな存在になる」と述べ、その利活用に期待感を示した。

志田義寧

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