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キリン、「プラズマ乳酸菌」事業を拡充 10年で230億円規模へ
2017年9月1日 / 06:41 / 1ヶ月前

キリン、「プラズマ乳酸菌」事業を拡充 10年で230億円規模へ

 9月1日、キリンホールディングスは、「プラズマ乳酸菌」事業を拡充すると発表した。グループ横断的に「プラズマ乳酸菌」を配合した商品を展開するほか、他社との連携や医療機関などの新たなチャネル開拓も進める。写真は取手で7月撮影(2017年 ロイター/Kim Kyung Hoon)

[東京 1日 ロイター] - キリンホールディングス (2503.T)は1日、「プラズマ乳酸菌」事業を拡充すると発表した。グループ横断的に「プラズマ乳酸菌」を配合した商品を展開するほか、他社との連携や医療機関などの新たなチャネル開拓も進める。新ブランド「iMuse(イミューズ)」を立ち上げ、10年後には230億円規模の事業にする。

機能性ヨーグルトのヒットなどにより、乳酸菌市場は6534億円(2016年)と2012年の1.2倍に広がった。磯崎功典社長は会見で「健康食品素材として2300億円超の潜在市場がある」と述べ、10年間でそのうちの10%に相当する230億円を獲得する意向を示した。現在の事業規模は約20億円。

キリングループからは、ヨーグルト、乳酸菌サプリ、清涼飲料などを順次発売する。また、他社との連携の第一弾として、カルビー (2229.T)と連係し、プラズマ乳酸菌入りのポテトチップスを発売する。カルビー執行役員の小泉貴紀氏は「日本のスナック市場で健康配慮のカテゴリーを作って行きたい」と述べた。

「プラズマ乳酸菌」は、キリン、小岩井乳業、協和発酵バイオが2010年から共同研究を行っている乳酸菌。一部の細胞のみを活性化させる一般的な乳酸菌と異なり、免疫細胞の司令塔であるpDC(プラズマサイトイド樹状細胞)を直接活性化させることで、さまざまな免疫細胞が活発に働き、ウイルス感染の防御などに役立つとされる。

同社は、昨年4月に長期的視点で未来の事業の柱を作っていくことを目的として、「事業創造部」を立ち上げた。「iMuse」立ち上げはその取り組みの一環。「iMuse」は、「i(私)」と「MUSE(女神)」を合せた造語で、展開する商品には共通のアイコンを使用する。

少子高齢化が進む日本では、ビールや清涼飲料などの既存の主力事業の拡大は見込みにくくなっている。磯崎社長は「人々の関心は、病気にならず、元気でいるという未病領域。健康領域に次第にポートフォリを移していく。付加価値が高く収益性も高い」と述べ、あらたな事業領域で1000億円の規模にしたいと述べた。

清水律子

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