[東京 12日 ロイター] - 岸田文雄首相は12日、日EU(欧州連合)首脳協議後の共同会見で、ロシアによるウクライナ侵略は国際秩序の根幹を揺るがす決して許されない行為だと強調し、EUを含む主要7カ国(G7)と協調して強力な対ロ制裁を実施するとともに、ウクライナへの支援を強化していくと語った。
日本とEUは両者が協力し、世界の食料安全保障の観点も踏まえつつアジア、アフリカ諸国への働きかけていくことでも一致した。
この後のワーキングランチでは、東シナ海および南シナ海での力による一方的な現状変更の試み、核ミサイル問題など北朝鮮への対応、イラン情勢、核軍縮核拡散についても議論する。全体の協議終了後に共同声明を出すことも明らかにした。
岸田首相は、来日したミシェル欧州理事会議長、フォンデアライエン欧州委員長と首相官邸で首脳協議を行った。
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