[東京 25日 ロイター] - 岸田文雄首相は25日午後の衆院予算委員会で、電気自動車(EV)に対する走行距離に応じた課税の導入について「議論があることは承知しているが、政府として具体的な検討をしていることはない」と述べた。泉健太委員(立憲)の質問に答えた。
政府税制調査会などで議論されているEVの走行距離課税については、EV普及の妨げになるほか国民的な議論も必要として日本自動車工業会が反対の考えを示している。
一方で、鈴木俊一財務相は10月20日の参院予算委員会で「一つの考え方だと思っている」と述べた。
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