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KKR傘下の旧日立系半導体装置メーカー、6月にも東証上場へ=関係者

[東京 7日 ロイター] - 米投資会社コールバーグ・クラビス・ロバーツ(KKR)が、傘下の旧日立系半導体製造装置メーカー、KOKUSAI ELECTRIC(東京都千代田区)を6月にも東証プライム市場へ上場させる方向で調整していることが分かった。事情に詳しい複数の関係者が明らかにした。

米投資会社コールバーグ・クラビス・ロバーツ(KKR)が、傘下の旧日立系半導体製造装置メーカー、KOKUSAI ELECTRIC(東京都千代田区)を6月にも東証プライム市場へ上場させる方向で調整していることが分かった。写真は株式市場が再編された東京証券取引所のロゴマーク。4月4日、東京で撮影(2022年 時事通信)

関係者の1人によると、時価総額は7000億円程度。金融情報会社リフィニティブのデータによると、ここ5年間に新規上場した日本企業の中で2018年のソフトバンクに次ぐ規模となる。

複数の関係者よると、上場時にKKRが保有株の一部を売却する。国内外の投資家に株式を販売するグルーバルオファリングで、主幹事はSMBC日興証券やゴールドマン・サックス証券などが務める。

KKRの広報はロイターの取材にコメントを控えた。KOKUSAI ELECTRICの広報はノーコメント、日本取引所グループの広報はコメントすることはないとした。

SMBC日興とゴールドマン・サックスの広報はともにコメントを控えた。

KOKUSAI ELECTRICは同業の米大手アプライドマテリアルズが35億ドルで買収する計画を進めたが、中国独禁法当局の承認を得られず昨年3月に断念。引き続き戦略的パートナーを模索するとともに、株式上場も選択肢の1つと説明していた。

複数の関係者によると、当初は今年3月にも上場を目指したが、米国の利上げ観測やウクライナ情勢の緊迫化で世界の株式相場が調整局面に入ったため、上場を見送った。今後も市況次第で再延期する可能性もあり、その場合は改めて東証に上場を申請する必要がある。

KOKUSAI ELECTRICは成膜技術を軸とした半導体製造装置の専門メーカー。18年6月に日立国際電気(東京都港区)から独立した。2021年3月期の連結売上収益(国際会計基準)は前期比34.2%増の1780億円、営業利益は600億円だった。 

半導体の需要増を受けて製造装置の市場も拡大しており、国際業界団体SEMIによると、2021年の世界販売額は前年比44.7%増の1030億ドルと2年連続で過去最高を更新した。22年は1140億ドルを見込んでいる。

(取材協力:基太村真司、新田裕貴、山崎牧子 編集:久保信博、David Dolan)

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