December 16, 2014 / 9:12 AM / 6 years ago

中国建機需要は厳しさ続く、利下げで浮揚判断は早過ぎ=コマツ社長

 12月16日、コマツの大橋徹二社長は、中国の建機需要は厳しい状況が続くとの見通しを示した。年間需要の40%を占める春節についても、来年の春節が今年を上回ることは期待しにくいとした。2013年1月撮影(2014年 ロイター/Shohei Miyano)

[東京 16日 ロイター] - コマツ(6301.T)の大橋徹二社長は16日、中国の建機需要は厳しい状況が続くとの見通しを示した。年間需要の40%を占める春節についても、来年の春節が今年を上回ることは期待しにくいとした。ロイターなどとのインタビューで述べた。

大橋社長は「経済が強く、余程でない限り建機需要も強い」とし、15年の海外建機需要見通しで明るい地域として北米を挙げた。

一方、中国は厳しさが続くという。「4―9月期で25%減、10月は40%程度減となった。11月も厳しい。来年の春節が今年を上回るという期待はし難い。(11月21日の)利下げで全体が浮揚すると判断するのは早過ぎる。もう少し様子を見たい」と述べた。中国では、1年間の40%の需要が春節に集まるという。

また「ロシアや新興国の通貨安も気を付けて見ていく。ただ、ロングランで見ると成長するのは間違いなく、一喜一憂せずに見ていきたい」とした。

来年の国内建機需要については、排気ガス規制の影響が消え、今年よりは良いとした。順次導入された排気ガス規制に伴う影響は、9カ月程度でなくなっており、「2015年はだいぶん解消される。あとは日本経済がどうなっていくかだが、選挙も終わり、来年は悲観的にみなくても良いのではないか」とした。東日本大震災の復興や土砂災害の復旧、オリンピック需要なども見込まれるため「環境としては明るい」という。

4―9月期は、為替円安により、売上高で220億円程度の押し上げ要因となった。下期の想定為替レートは、1ドル=105円としており、実勢レートからかい離がある。

為替円安が業績に与える影響については「円安になれば利益が増える構図であるのは間違いないが、在庫もある。ただ、為替の方向性ははっきりしないため、一喜一憂せずに落ち着いてやっていきたい」と述べるにとどめた。

春闘の方針について、大橋社長は「賃金は長期的な観点でユニオンと相談して決めていく。業界内でも他の産業と比べても、社会的な責任を果たしながら、前向きに先頭を切ってやっていく姿勢は今後も続ける」と前向きな考えを示し、子育て支援や再雇用者、非正規雇用などもバランスよくやっていくとした。

アベノミクスを成功に導くべく、政府は16日の政労使会議において経済界に対し、「来年春の賃上げに最大限の努力を図っていただきたい」と要請した。

清水律子 編集:山川薫

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