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マイナス金利採用せず米国経済は回復=黒田日銀総裁

 1月21日、日銀の黒田東彦総裁は参院決算委員会に出席し、「現時点でマイナス金利政策を具体的に考えていることはない」との従来見解を繰り返した。 日銀本店で昨年8月撮影(2016年 ロイター/Yuya Shino)

[東京 21日 ロイター] - 日銀の黒田東彦総裁は21日午後の参院決算委員会に出席し、「現時点でマイナス金利政策を具体的に考えていることはない」との従来見解を繰り返した。マイナス金利については「プラス面とマイナス面がある」としたうえで、「米国はマイナス金利政策を取らずに量的緩和政策で経済回復しつつある」と指摘。追加緩和手段としてマイナス金利に否定的な見解を改めて示した。

民主党の江崎孝委員への答弁。

追加緩和手段について「そのときの経済状況を見てもっとも適切な手段を取る」と指摘。日銀は手詰まりとの批判に対しては「手段は十分に持っている」と反論した。

年初来の世界的な株価暴落について「原油価格の一段安や中国経済の先行き不透明感で投資家のリスク回避姿勢が強まっている」との見解を示し、「日本経済のファンダメンタルズ(基礎的条件)はしっかりしている」と強調した。

量的・質的緩和(QQE)について「所期の効果を発揮している」「経済は前向きな好循環を続けている」との見方を繰り返した。消費者物価指数は、生鮮を除くコアCPIは前年比ゼロ近傍にとどまっているが「エネルギーを除く指数(日銀版コアコア)は1.2%まで上昇している」と強調、「物価の基調は高まっている」と語った。

2%の物価目標達成時期は「昨年10月の展望リポートで2016年度後半」との見通しを示しているが「原油の先物価格などを参照しており、原油価格次第で前後する」とした。

竹本能文

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