for-phone-onlyfor-tablet-portrait-upfor-tablet-landscape-upfor-desktop-upfor-wide-desktop-up

京セラ創業者の稲盛和夫氏が死去、日航再建などにも尽力

 8月30日、京セラは、創業者の稲盛和夫氏(写真)が24日、老衰のため死去したと発表した。享年90歳。写真は都内で2010年1月撮影(2022年 ロイター/Yuriko Nakao)

[東京 30日 ロイター] - 京セラは30日、創業者の稲盛和夫氏が24日、老衰のため死去したと発表した。90歳だった。

稲盛氏は1932年、鹿児島県生まれ。1955年に鹿児島大学工学部を卒業し、京都のがいしメーカーに就職。その後、1959年に27歳で京都セラミック(現京セラ)を設立、代表取締役社長、代表取締役会長を経て、1997年から取締役名誉会長(2005年から名誉会長)を務めた。

1984年には電気通信事業の自由化に応じて、第二電電企画を設立、2000年10月にディーディーアイ(2001年にKDDIに社名変更)を設立し、取締役名誉会長に就任した。

2010年2月には、政府の要請を受け、経営破綻した日本航空の会長に就任、同社の再建に尽力した。

日本航空は「その卓越したリーダーシップによって構造改革と意識改革を進め、再生へと導いていただいた。多大な貢献と功績に改めて感謝申し上げ、心からの哀悼の意を表する」とのコメントを寄せた。

for-phone-onlyfor-tablet-portrait-upfor-tablet-landscape-upfor-desktop-upfor-wide-desktop-up