May 29, 2013 / 8:58 AM / 6 years ago

タイ中銀、政策金利を2.50%に引き下げ:識者はこうみる

[バンコク 29日 ロイター] - タイ中銀は29日、政策金利を25ベーシスポイント(bp)引き下げ2.50%とすることを決定した。全会一致の決定で、成長に対するリスクを理由に挙げている。

5月29日、タイ中銀は、政策金利を25ベーシスポイント(bp)引き下げ2.50%とすることを決定した。市場関係者の見方をまとめた。写真は2010年、バンコクで撮影(2013年 ロイター/Sukree Sukplang)

●外的要因が景気押し下げ、利下げは効果発揮しない可能性

<OCBC銀行(シンガポール)のエコノミスト、ガンディ・チャヤディ氏>

タイ中銀に対する政府からの利下げ圧力が根強いことから、可能性が低下してはいたが、われわれは現状維持の決定を予想していた。第1・四半期の国内総生産(GDP)が失望を誘ったことに対応したようで、最近数カ月の予想を下回るインフレ動向も伴っている。

景気の押し下げ要因の大部分は外的なもので、利下げが内需の押し上げにほとんど効果を発揮しないかもしれないことを指摘すべきだが、全会一致の決定は、利下げが明らかに望まれていたということを反映している。

恐らく、バーツを一段と押し上げる圧力の一部を緩和するための試みとしての利下げという見方もある。通貨を制御するための措置については、今後数日で当局が提案を発表するまで待つ必要がある。

●金融安定化の観点から一段の利下げ余地は限定的

<DBS銀行のエコノミスト、EUGENE LEOW氏>

タイ中央銀行に対する利下げのプレッシャーは、バーツが各通貨に対して急速に上昇する中、ここ6カ月で高まっていた。インフレ指標も穏やかに推移していた。

その上、国内総生産(GDP)伸び率は第1・四半期に前年同期比5.3%と、コンセンサス予想の6.0%を下回った。こうしたモメンタムの後退が金融緩和を正当化したのかもしれない。

ただ、ここから積極的な利下げを継続することは資産価格の一段の上昇リスクとなり、信用サイクルが転換した際に金融の安定化を損なう可能性がある。金融安定化の観点に立てば、利下げ余地は相当限られる。

●短期的な金利見通しは、第2四半期GDPと信用の伸び次第

<フォーキャスト(シンガポール)のエコノミスト、CHESTER LIAW氏>

今回の利下げは、財務相と中銀の間の妥協を示しており、前週発表された第1・四半期の国内総生産(GDP)伸び率が前年比5.3%と予想を下回ったことを受けた対応だ。短期的な金利見通しは、第2・四半期のGDP統計と信用の伸びに大きく左右されるだろう。

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