[30日 ロイター] - ノルウェーで過去最高額となる宝くじを当てた男性が、地元のサッカークラブが有望選手を放出しないよう、当せん金の一部をチームに出資したことが話題になっている。
地元紙によると、Yngvar Borgesenさんはこのほど、宝くじのユーロジャックポットで同国史上最高となる1億0200万クローネ(約17億7000万円)の大当たりを獲得。地域のために何ができるかと考えた末、地元サッカークラブのオッド・グレンランドが有望DFのFredrik Semb Berge選手を放出しないよう、チームに250万クローネを出資することにした。
グレンランドは今季、ノルウェー1部リーグ16チーム中14位と低迷。同クラブは声明で、Semb Berge選手が将来トレードされる場合、Borgesenさんに移籍金の25%が支払われるとしている。
1月に同国代表として国際試合にデビューしたSemb Berge選手はこのユニークな契約について、「クラブはより多くの資金を得られ、私を放出する必要もない」と評価している。
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