June 12, 2013 / 8:38 AM / 5 years ago

遺伝子組み換え穀物で育ったブタ、胃炎リスク増大=豪米研究

[11日 ロイター] - 遺伝子組み換え穀物のみを飼料として与えられたブタは、通常の穀物で育てられたブタに比べ、胃炎を発症する確率が大幅に高いこと分かった。豪米の共同研究チームが、専門誌「ジャーナル・オブ・オーガニック・システムズ」6月号に掲載された論文で発表した。

遺伝子組み換え穀物は米国や中南米など、世界の多くの国で広く使われているが、今回の発表は家畜などへの影響に関する議論に一石を投じるとみられる。

研究を率いたのは、豪アデレードにある健康環境研究所(IHER)の所長で、疫学者・生化学者であるジュディ・カーマン氏。米獣医師2人らと共同で、米国の養豚場で調査を行った。

研究チームは、乳離れしたばかりのブタ168匹を対象に、半数の84匹には遺伝子組み換え大豆およびトウモロコシを与え、残り84匹には遺伝子操作されていない同等の飼料を与えた。

両グループを飼料以外は同一の環境下で飼育し、約5カ月後に解体したところ、深刻な胃炎の発症率は、遺伝子組み換え飼料を与えられた方が32%、そうでない方は12%だった。また、遺伝子組み換え飼料で育った雌ブタは、子宮の重さが通常飼料グループに比べ25%重かったことも分かったとしている。

体重増や死亡率、血液生化学的な検査などでは、2つのグループに差はみられなかったという。

カーマン氏らは、遺伝子組み換え穀物の影響を調べるには、さらに長期的な動物飼育研究が必要だとしている。

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